ええー! 竹野内豊がブッ飛んでるー……! 思わずそんな暴言を漏らしてしまうほどのインパクトを放つCMが本日より放送開始となった。
タイトルは『ガスの仮面 MASK OF GAS』。門脇麦演じるバレエ女優の「舞」が、竹野内豊演じる「仮面の男」からのバレエレッスンを通じて12月に行われるバレエ本公演を目指すという、ドラマ仕立ての大作だ。これ、そもそも何のCMなのかというと、東京ガスが展開する4商品のPRのために作られたもの。第1弾となる今回はミストサウナ『ミスティ』がピックアップされており、ドラマ仕立てのCMには定評のある東京ガスだけあって、今作もかなり強烈な仕上がりとなっている。
さらに放送開始と同時にスペシャルWEBサイトもオープン。こちらではCM本編では描かれなかったアフターストーリーを公開中。現在公開中の第1話のアフターストーリーでは、約6分の長尺でシュールすぎる世界観を楽しむことができる。
かなりツッコミどころ満載のCMなのだが、見どころはなんといっても竹野内豊の怪演だ。2011年の映画『大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇』でコメディに初挑戦した彼だが、今回も抜群のコメディセンスを発揮。CM本編で足を大きく開いてジャンプしつつ叫ぶシーンは、彼のパブリックイメージを大きく裏切る衝撃のワンシーンとなっている。
またアフターストーリーの中で、『ミスティ』の特徴である”時短”とバレエの”ターン”をひっかけて「ジ・ターン、ジ・ターン」と連呼するシーンでは、エセ外国人チックな怪しいイントネーションがもはや不気味の域。本人はコミカルな演技に苦戦したそうだが、そんな苦労の跡を全く感じさせない、堂々たるいかがわしさを醸し出している。