映画や俳優のイメージにあわせてカクテルを作ってくれる東京・渋谷にある映画バー「八月の鯨」が最近、20代女子に人気だという。私も前々からセンター街にお店があることは知っていて、気になってはいたが、一度も訪れたことはない。
そんな矢先、ロバート・レッドフォード監督・主演の新作映画『ランナウェイ/逃亡者』(10/5公開)の宣伝をしている20代女子Aさんに「一緒に行ってみませんか?」とお誘いいただき、うちの会社のお酒&映画好き女子2人を引き連れて、「八月の鯨」に行ってきた。
まずは、Aさん推しの映画『ランナウェイ/逃亡者』のカクテルを作ってもらうことに。この店のカクテルはすべて映画を見てからイメージしてレシピを作るというこだわり。用意周到なAさんはすでにバーテンダーの方に映画も見てもらっているとのこと。
そして、待つこと3分、「森のイメージで」という言葉とともに差し出されたグラス。
一見、「モヒートとジントニックの間」のようなカクテルだ。
バーテンダーいわく、「いつも映画を見て印象に残るシーン、作品を見てるからこそわかる部分」をカクテルで表現にするという。それでいうとこのカクテルが表しているのはまさに映画のクライマックスシーン!
ロバート・レッドフォード演じる弁護士ジムが、自分の一生を左右する危機に遭い、切羽詰まって、山の中を疾走するシーンである。
「森」の演出役を担ったのはミントの葉。そしてリキュール・ド・サパンというモミの木のリキュールも「森」を想像させる。
実際口にするときはミントの葉をつぶしてから飲むのがおすすめだそう。
さっそく味見してみると、「実に飲みやすい!」
見た目もそうだが後味も爽やかで、甘すぎずサラッと口に入ってくる。
飲みながら、映画についての会話が弾みそうな一品だと思った。