「義実家には未婚独身の次男がいて、働かずに義母や義父が大変な思いをしているのは知っていました。

でもそれは義実家の問題で、長男の夫は『何の手も打たない親も悪い』と距離を取っているので、巻き込まれずに済んでいました。

たびたび夫に電話がかかってきてはお金の無心をされていて、『一度出すと次もあるから』と夫が拒否していることにはほっとしていましたね。

ところが、先日珍しく義母から着信があり、何かあったのかと慌てて取ると

『あなた、共働きだしへそくりがあるでしょ。それをこっちに融通してくれない?』

といきなり言われて固まりました。

少し前にお盆で義実家に行ったとき、とにかくお金がないことの苦労話を聞かされた挙げ句に『長男の嫁なら何とかするのが義務なのだけど』と嫌味を言われたことを思い出し、本当にショックでしたね……。

無神経にもほどがある、と腹が立ち『夫に聞きますから』と答えたら、慌てたように『あの子には内緒にしてほしい』と言い出して、

『そんな、夫に隠れてお金を融通することなんて私にはできません。今後は私への連絡は夫を通してください』ときっぱり答えました。

義母は不機嫌そうに電話を切り、夫にはありのままを話して義母の番号は着信拒否をすることに決めました。

夫が味方になってくれるのでありがたいですが、一対一で話すより誰かを挟んだやり取りにするほうがストレスがないです」(42歳/総務)

義母の失礼さを夫も理解して味方になってくれる場合は、夫を通した連絡に決めてしまうのもストレスを避けられます。

息子の妻という立場につけこんで無理なお願いをするケースはよくありますが、おかしな発言があったときは夫など第三者にその事実を知らせることも、被害を抑える一つの方法です。

無神経な義母との会話から遠ざかることが一番といえますね。