東京ディズニーランド、東京ディズニーシーのワンデーパスポートは2018年現在大人7,400円。
1983年の開園当初は3,900円でした。
35年間の歴史でパスポートがどう変わっていったのか、歴史を見ていきましょう。
懐かしい!?「ビッグ10」
35年前、1983年4月15日の東京ディズニーランド開園当時は、現在と同じタイプのパークを1日楽しめるチケット「パスポート」以外にも、「入園券」や「アトラクション券」、また入園券とアトラクション券がセットになったブックタイプの「ビッグ10」などのチケットがありました。
入園券は文字通り入園するだけのチケット。
ショーやパレードは見られますが、アトラクションに乗るには別途「アトラクション券」を購入する必要がありました。
アトラクションはそれぞれA,B,C,D,Eとランク付けされてされており、それぞれのチケットを使ってアトラクションが体験できました。
入園券とアトラクション券A〜Eがセットになった「ビッグ10」は、開園当時3,700円。
ビッグ10にはA,Bチケットが1枚、Cチケットが2枚、D,Eチケットが3枚ついており、それぞれバランスよく使う必要がありました。
伝説の「Eチケット」
開園当時、Aチケットは100円でEチケットは400円。
アルファベットが大きくなるほど高額で、人気のアトラクションが割り当てられていました。
当時Eチケットはアメリカのディズニーランドでも採用されており、大型アトラクションの代名詞となっていました。
現在でも、大型コースターなどを「Eチケット級のアトラクション」と表現することがあります。
アメリカ最初の女性宇宙飛行士サリー・ライドさんが宇宙に行った時、スペースシャトル打ち上げの感想を聞かれて「Eチケットアトラクションのようだった」と答えたのは有名な逸話です。
2001年4月、東京ディズニーシーの開園を前にアトラクション券制度は廃止され、パスポートに統一されました。