3:「家柄格差婚」によって義母の振る舞いにドン引きした妻
家柄があまりに違うふたりが、スピード婚によって結ばれたというYさん夫婦。出会いは行きつけのバーで、出会ったその日から交際を始め、わずか3ヶ月後には入籍をしたそうです。
「でも、結婚して半年も経った頃には『早まった』と後悔しました。私の実家は代々経営者で、しつけもとても厳しい家庭で育ったのですが、夫はと言えば母親が放任主義でしつけも最低限という感じ。言っては悪いけれど、あまり裕福ではない家庭で育ってきた人でした。
衝撃を受けたのは、義父母が遊びにきたときにフレンチレストランに行ったら、義実家側が誰もマナーを守らないで恥ずかしい思いをしたこと。コース料理なのにガツガツとお皿に食らいつくかのように、早食いで食べ漁る一家を見てドン引きでした。
それに、義母が家に遊びにきたときには“電子レンジ使用不可”のブランド食器を、私に確認することもなく勝手に電子レンジに入れていたこともあって……。育ちの違いを痛感させられてばかりでしたね」
義実家だけでなく夫自身も教養がなかったため、ちょっとした会話でも前提知識が噛み合わないことが多かったとYさん。日々の生活でさまざまな歯車が噛み合わず、わずか3年で離婚したそうです。
育った環境の違いが価値観に影響することも多いために、お互いがよほど努力をしなければ歩み寄ることも難しいのかもしれません。
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「格差婚」でも幸せに暮らしている夫婦もいる一方で、ダメになってしまうケースでは、スピード離婚が多い印象もあります。
結婚当時は盛り上がっていた気持ちも、入籍してしばらくすると落ち着きますから、冷静になったときに「間違えた」と感じるのかもしれません。「愛があれば乗り越えられるはず」と勇み足で結婚をしても、現実はそう甘くないということなのでしょうね……。