“空の巣症候群”どう解消した？ 経験者ママたちに聞いた #2「家族のためにやっていたことを」

「洋画が好きで家族ともよく観ていましたが、子どもたちが就職して家に夫とふたりきりになってからは前よりゆっくり楽しめるようになったので、英会話の勉強を始めました。

字幕なしで映画を楽しめたらなと思っていますが、海外の独特な言い回しなどを知るのも新鮮で、飽きません。

私が勉強するなんて子どもたちも初めて見るので、帰省のときの話題になりそうでうれしいです」（41歳／小売業）

育児に関わる時間が減ると手持ちぶさたになるのがつらい、というママもいますが、時間ができたからこそ好きなことに熱中するのも空の巣症候群の解消につながります。

今までは家族のためにやっていたことを、今度は自分の楽しみとして世界を深めていく、また関心のある分野を学んでいく姿勢は、空虚を寄せ付けません。

手を動かしたり頭を使ったりする時間は、没頭できると進むのも早く達成感もまた得やすいといえます。

これまでとは違う自分を家族に見せられるのも楽しみであり、好きなものや熱中できるものが新しい自分の糧になる機会は、今からの自分を作る大切な時間ですね。