Mac OS X Mavericks
実は個人的に一番注目していたのが、新OSである、Mac OS X Mavericksです。iOSで標準搭載されている「Map」と「iBooks」を新しく搭載。そしてFinderも刷新され、タブ構成でのフォルダ閲覧、ファイルごとにタグをつけてのファイル分類などが行えるようになっています。
今回の発表では、OSレベルでPCのパフォーマンスを大幅にアップするとアナウンスされました。どういうことかというと、バッテリーの持続時間のアップ、メモリの使用効率化のアップなどなど。通常、ハードウェア側でアップグレードしないと実現できないことを、Mac OS X Mavericksをインストールすると行えてしまうということです。さすが、ハードウェアとソフトウェアをパッケージとして販売しているアップルならではですね。
しかも、対応ハードウェアが2007年のMacBookおよびiMacからとなっているので、もうそろそろ引退してもらうか、なんて思っていたMacがよみがえりますよ。僕のメインマシンである、MacBook Retina 15インチ(2012年モデル)も、このOS入れたらバッテリー駆動時間長くなるかなー。楽しみ。
そしてそして、一番の驚きは、この新OS、無料でアップグレードできてしまうという点です。通常、OSのメジャーアップデートは有料なんですが、無料。これも、ハードとソフトを同時に開発しているアップルならではといえるのではないでしょうか。
Mac OS X Mavericks、すでにApp Storeで配布を開始しています。今すぐ、今すぐアップグレードしましょう!
iLife&iWorks
最後に、アップルが開発しているアプリ群もアップデートされました。まずは「iLife」からご紹介します。
iLifeは、写真を扱うiPhoto、動画を扱うiMovie、音楽を扱うGarageBandという3つのアプリで構成されています。いずれのアプリも、Mac OSとの親和性が高く、iOS版もあり、シームレスに連携ができるのがポイント。それぞれかなり高機能化されており、これまでベーシックな基本アプリと思われていましたが、なんのなんの、かなりクリエイティブな用途にも使えるようになっております。
もうひとつの「iWork」は、ワープロ「Pages」、表計算「Numbers」、プレゼンテーション「Keynote」で構成。簡単にいえば、Mac版Officeのようなものです。特にKeynoteは使いやすさと仕上がりの美しさで、プレゼンテーション資料作成において、かなり使われております。こちらもそれぞれバージョンアップされ、使いやすさや機能がアップ。ライバルであるMicrosoft Officeを凌駕する製品になっております。
で、このiLifeとiWork。すでに各アプリを購入済みのユーザー、および新たにMacBook Proなどのハードウェアを購入した場合は、なんと無料! OSも無料なら、メインどころのアプリも無料。アップル、さすがです。
これも、アップルだからこそできることですね。要はハードウェアを買ってください、便利なアプリは無料で揃っていますよ。もう何も買わなくても大丈夫ですよ、ということです。
しかし、一度無料で提供しちゃうと、今後もずっと無料で提供しなくてはならなくなりそうですから、アップル、大英断といったところでしょうか。
ということで、今回発表された新製品群は以上になります。
さあ、あなたはどれを買いますか? もちろん、全部買っても構いませんよ!