WWDCといえば、アップルの新製品がいろいろと発表されるとあって、注目度の高いイベントです。今回もいろいろな新製品が発表されました。そこで、WWDCで発表された注目の新製品についてお届けします。

●今回の目玉! iOS 7

「iOS」といえば、iPhoneやiPad、iPod touchなどで採用されているOSです。今回、新しいデザインにリニューアルされるのでは、と噂されていましたが、WWDCの最後に発表されました。

噂通り、デザインが刷新。これまでのデザインとは異なり、フラットでカラフルなデザインを採用。壁紙が角度により奥行きがあるように見えるようになっています。キーボードや電話のダイヤルのデザインも変わっています。いわゆるフラットデザインですね。かなり近未来的なイメージ。アイコン群もカラフルになっており、これまでのiOSとはまったくイメージが異なります。
 

見た目だけではありません。機能的にも新しいものが追加されています。そのメインとなるのが、「コントロールセンター」。画面下から上にスワイプすると、Wi-Fiや機内モードのオン・オフ、音楽のコントロール、スリープモードへの移行などがワンタッチで行えます。

 

なお、ロック画面から直接通知パネルを表示させることができたり、ホーム画面のアイコン数が無制限になり、フォルダ内をスワイプでページ切り替えができるようになるなど、かなり使い勝手が向上しています。

特にコントロールセンターは、Androidの通知パネルのように、よく使う機能にワンアクションでアクセスできるので、とても便利。これはとてもうれしい機能です。
 

このほか、すべてのアプリでマルチタスクが可能となったり、iOSデバイス間で手軽にファイルの送受信ができる「AirDrop」の搭載、エフェクト機能を搭載したカメラ、自動的に日付や年ごとに分類される「写真」など、かなり大幅に機能が追加されています。Siriを使い車と一体化させる「iOS in the car」は、主要自動車メーカーで採用予定となっているのも期待できます。

音楽をストリーミング再生で聞き放題にする「iTunes Radio」も搭載されますが、これは米国だけのサービスのよう。日本でも使えるようになるといいのですが……。

iOS 7は、刷新されたインターフェイスはもちろん魅力的ですし、使い勝手の面でもかなり大幅に向上している印象。僕らが使えるようになるのはこの秋ということ。これまでのiOSとは違う、新しいiOS、かなり期待できます。