現在、世界で日本文化として認知されているという「ヴィジュアル系(visual kei)」。しかし各国の実態はあまり知られていないのでは。今回、4年前からメキシコでヴィジュアル系ショップ「HARAJUKU」を経営しているShibaさんに話を伺うことが出来ました。
メキシコのファンはどうやってヴィジュアル系を知るのか? 人気のバンドは?
地球の(だいたい?)裏側のヴィジュアル系シーンについてのレポートです!
――Shibaさんがメキシコでヴィジュアル系のお店を開こうと思ったきっかけは何だったのでしょうか?
Shiba:元はといえば日本にいた頃に付き合っていた彼女がペルーと日本のハーフで、そこから南米に興味を持ったというか。それと同時に「海外で何かやってみたい」という野望もあって。ペルーには3ヶ月住んだんですがなんかしっくりこなくて、それでメキシコに行ったんです。それが7年前くらいですね。
メキシコはこっちで考えてるような砂漠やサボテンみたいなイメージとは違って、特にメキシコシティはロック系やゴス系のファッションのひともたくさんいて。僕は日本でシルバーアクセサリーを作っていたので、それを生かせる仕事をしたいと考えた時に、ドクロとか十字架のアクセサリーとヴィジュアル系って近いじゃないですか。それで当時メキシコで人気のあったヴィジュアル系のお店をやろうと思ったんです。