シリーズ累計発行部数3,000万部突破の超人気コミックを舞台化したミュージカル「SPY×FAMILY」。東京・兵庫公演を満員御礼で終え、現在、最終地の博多座で上演中。公演を重ねるごとに、「“家族”としての関係性もより深まっている」という和気あいあいのメインキャスト8名が、博多座初日の前に舞台の見どころと抱負を語った。

「SPY×FAMILY」は、凄腕スパイと、超能力を持つ少女、殺し屋という裏の顔を持つ女性の3人が、互いの正体を隠しつつ“仮初めの家族”を装っていくスパイアクション&ホームコメディ。“ちち”ロイドを森崎ウィンと鈴木拡樹、“はは”ヨルを唯月ふうかと佐々木美玲がWキャストで演じ、ロイドの養女となるアーニャは、池村碧彩、井澤美遥、福地美晴、増田梨沙の4人が演じる(観ているだけで頬が緩んでしまう、アーニャのキュートな存在感も本作の見どころのひとつ)。

「遠藤達哉先生の原作をミュージカル化ということで、皆さんが聞き慣れたあるいは耳慣れたセリフを、各キャラクターがメロディに乗せて歌い踊るのが見どころです。ミュージカルならではの醍醐味を楽しんでください」とまずは森崎が挨拶。「元気いっぱいのアーニャにいつも救われています」という鈴木は、「オープニングナンバーのパフォーマンスと、その後、アレンジを変えて何度か登場するこのナンバーの演出も楽しんでいただければ」と見どころを語った。唯月は「“仮初めの家族”という設定ですが、舞台では本当の家族のような空気感。劇中で“ちち”がアーニャを抱っこするシーンは舞台上で見ていても萌えます(笑)。見ているだけで癒されるので、是非チェックして欲しいですね」と笑顔。客席の歓声にいつも勇気づけられているというのは、ミュージカル初挑戦の佐々木(日向坂46)。「ヨルの弟であるユーリが家を訪ねてくる場面では、ロイドを敵視しながら、結局ロイドへの褒め言葉しか出てこなくて(笑)」そんな“弟らしくて可愛い”シーンもおすすめと語ってくれた。

アーニャ役の4人は「福岡の美味しいものを食べたり、きれいな景色を見に行ったりするのも楽しみ」と口を揃えて笑い合う。好きなシーンを聞かれると、「ロイヤルホテルでのははのバトルシーン。碧ちゃんもやってみたい!」(池村)。「(朝夏まなと扮する)シルヴィアさんがかっこいいので、“フルメタル・レディ”のシーンが大好き!」(井澤)。「フォージャー家がおばあさんを助けるシーンは、“ちち”と“はは”と本当の家族になったような気分になれる!」(福地)。「オープニングのシルヴィアさんのダンスがかっこいい!いつも楽屋とか舞台裏で真似してます!」(増田)と、それぞれ元気に答えてくれ、増田はそのダンスを披露してくれるシーンも。最初から最後まで笑顔あふれる時間となった。

公演は5月21日(日)まで福岡・博多座にて上演。チケットは発売中。