「10年連れ添った夫と離婚したのは、義実家にいる夫の兄が理由でした。

夫より3歳年上の義兄はずっと義実家に住んでいるいわゆる『ニート』で、たまに単発のアルバイトはするけど定職につかず、生活費は両親の稼ぎをあてにしている状態でした。

嫌だなと思ったのは義兄が私の収入について夫に聞いていたことで、夫が正直に額を答えたら『お前のところは子どもがひとりだし、そんなにお金はかからないだろうな』と意味不明なことを言っていたこと。

あるとき、義父に大きな病気が発覚し仕事ができなくなり、義実家の暮らしは一気に苦しくなりました。

夫は自分の収入から義父の治療費を少し負担すると言い出し、それは理解できたのですが問題はこの義兄。

義父のお見舞いで病院に来た私たちに向かって、『お金あるんだろう、こっちに回せないか』といきなり言ってきました。

そのとき義兄はいまだ仕事をしておらず、夫が『その前に自分で働いたらどうだ』と返したら『無茶を言うな』と突然キレて、『家族なんだから俺を養うのは当たり前だ』と口にするのを見て本気で引きました。