ジロリアンも驚きの違いを発見

入口左には食券機
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ストレートの自家製麺
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ハングリーピッグの基本メニューは、ラーメン、つけ麺、まぜそば、みそラーメンの4つ。

全体的な味の特徴を聞くと「醤油味が立ちすぎていることもないですし、(脂も)くどくないですね。二郎のように層になるまでスープに油を入れないですし、客層も子どもからお年寄りまでいて、40~50代のリピーターが多いんです」と食べやすさをアピール。

麺は店の奥の倉庫で作っている自家製麺だ。金田店長は二郎のような極太麺が好みだが、麺との味の絡み具合や食べやすさを考え、極太まではいかない太麺にしたそうだ。
 

可能な限りの太麺に調整
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1日15~20kg使うそう
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「粉はオーションですか?」と、すかさず千葉。これは、二郎と同じで100%オーション(日清製粉の強力粉)であった。製麺機でミキサーされ生地は食感を良くするために、一晩ねかせてなじませ、裁断機で切ってようやくでき上がる。

 

いざ、実食!

完成は間近
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では、「ラーメン」(並=麺200g、650円)から注文。無料トッピングは、「ヤサイ」「ニンニク」「アブラ」の“全増し”でコール。

どどーんと、「ラーメン全増し」が登場!
茹でたキャベツと、こだわりの無農薬もやしがどっさり。アブラは生臭さがなく、みじん切りのニンニクはほのかな辛味を感じる程度に香りが立っている。

さて、いただきます!

 
てんこ盛りの具!
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もっちりとした自家製麺
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満足の味わい!
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無料トッピングは好みで
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焼豚ももちろん自家製
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カネシ醤油
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豚のゲンコツ、背ガラを10時間煮込んでとったスープは、ほどよく出汁の風味と醤油が相まっている。

そこで「二郎のスープといえば決め手はカネシ醤油ですが、使っていますか?」と突っ込む千葉。

カネシ醤油とは、カネシ商事が製造する、濃口醤油のこと。みりんなどで味が整えられており、ラーメン通の間にコアファンが多い醤油だ。

「実は、二郎は昔、カネシ醤油だったんですが、今は二郎の系列の醤油会社が作っている二郎専用醤油に変わっているんです。神奈川県で“カネシ醤油”を使っているのは、六角橋の豚星(ぶたぼし)とうちだけなんですよ」

金田店長いわく、二郎専用醤油は、カネシ醤油よりみりんが多く、甘さが強めであるという。「豚骨に負けないくらい、甘くて濃い醤油が立っているのが二郎の特徴だと思いますが、うちはみりんが少なめで、パンチよりも全体のバランスを重視しています」