「彼氏とは特に大きな喧嘩をすることはないけれど、いつも私から連絡をしないと話せないのが寂しくて不満で、マッチングアプリで知り合った男性と浮気していました。
肉体関係はなくてふたりで食事やお茶をする程度だったけど、彼氏に黙ってマッチングアプリを使い別の男性とふたりきりで会っている時点で、浮気だったと思っています。
私の愚痴を聞いては『それは寂しいよね』と共感してくれる浮気相手の男性は、『仕事もがんばっていて偉いね』『風邪ひかないでね』と彼氏が言わない言葉も送ってくれて、うれしかったです。
何度目かの食事の帰り、『ダメな彼氏なら別れて俺と付き合わない?』と言いながら車のなかで手を握られて、ドキドキしました。
返事ができずにいたらそのまま部屋に帰され、ホテルに連れ込んだりしないところも改めていいなと思いました。
彼氏とは相変わらずLINEも電話も私任せの状態で、『私が浮気しているなんて想像もしないだろうな』と思ったら虚しくて。
彼氏と別れてこの人と、と本気になりかけていたのですが、思いとどまったのは男性が『あぶない人』だとわかったからです。
『俺と付き合わない?』と言った後も男性は積極的に口説いてくれていたのですが、『考えているところ』と返したら『あまり待てない』と不満そうで、それは申し訳なかったのですが……。
ある日、生理がきて体調が悪いから食事の約束をLINEでお断りしたら、『俺がいつまでも言いなりになると思うなよ』と急に荒い語気の返信が来て、一瞬息が止まりました。
『相手をしてやっていたのに』『そんなだから男とうまくいかないのだろ』とそこから私への悪口が始まり、怖くなってブロックしました。
内容の意味がわからないし何より女性に向かってこんな言葉が吐けるのが恐ろしく、甘い言葉で口説いていたのは仮の顔だったのだ、と気がついてぞっとしましたね。
彼氏への不満からマッチングアプリに手を出したけれど、やっぱりうまい状況なんてないし私が間違っていた、としみじみ後悔しました」(29歳/総務)
マッチングアプリは、気軽に出会いを探せる反面その人の本性を知るまでに時間がかかり、信じたつもりが実は問題のある人だった、というのはよくあるケース。
深い関係になる前に切ることができたのは幸運でしたが、彼氏への不満や寂しさから別の男性に関心を向けることは、甘えが大きく相手の姿をきちんと見ない危険があることを忘れてはいけません。
本当に向き合うべきなのは、彼氏との関係をどうするか、のはずです。