アレック・ボールドウィンが、カメラマンに対して吐いた暴言を謝罪した。この差別発言を受け、テレビ局は彼の深夜トーク番組を一時放映停止にすると決定している。

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問題のゲイ差別発言は、アメリカ時間木曜日にボールドウィンがパパラッチに対して言ったもの。その映像はゴシップサイトtmz.comにアップされ、大きな論議を呼んだ。これを受け、テレビ局MSNBCは、先月始まったばかりの彼のトーク番組「Up Late」を翌週まで放映停止すると決定。翌日、ボールドウィンは、謝罪と反省の声明を発表した。「言葉で他人を傷つけることはしたくないと思っていますが、明らかに僕はそれをやってしまいました。言葉は大切です。今後は、もっと注意深く言葉を選びたいと思います。僕は家族を守りたかっただけですが、今週僕が言ったことは、許されないことです。こういった行動が、これまでみんなが努力して得た権利を破壊してしまうことになるのです。その権利を、僕もサポートしています」と述べている。

ゲイの権利を主張する団体GLAADは、MSNBCが取った放映停止の行動を褒めながらも、「アレック・ボールドウィンは、まだ本気で行動に移す必要がある」と批判している。

文:猿渡由紀