4年前に亡くなったブリタニー・マーフィーの死因は、毒殺だったかもしれないという疑惑が浮上している。マーフィーの父が新たな検査を依頼して発見した事実だ。

マーフィーは2009年12月、32歳で死亡。当時、死因は肺炎、貧血と処方薬による中毒と判断されたが、マーフィーの父アンジェロ・バートロッティはその解剖結果に納得せず、訴訟を起こして入手したマーフィーの髪の毛を、別の会社に検査させた。検査では、主に殺虫剤などに含まれる濃度の高い10種類の金属が検出され、「犯罪の意図をもつ何者かによってと考えるのが、もっとも理屈の通った説である」との報告があったという。これを受けてバートロッティは、朝のテレビ番組で「これは殺人だったと感じている」とコメントしている。

マーフィーの死体は、夫サイモン・モンジャックによって発見された。モンジャックはその5か月後に亡くなり、死因は肺炎と貧血と判定されている。

文:猿渡由紀