撮影:藤田亜弓

東京ドーム巨人戦では、毎回スペシャルゲストが登場する金曜日限定のスペシャルライブ「2023 FRIDAY NIGHT FEVER」を開催中。7月28日(金)は、“手相芸人”島田秀平、“事故物件すみます芸人”松原タニシに加え、舞台「呪怨 THE LIVE」から飛び出してきた“怨霊”伽椰子が乱入し、恐怖と笑いで球場を満たした。

人気ホラーシリーズ「呪怨」で、世界中の人々を恐怖に陥れてきた伽椰子だが、この日はどうやら読売ジャイアンツ対中日ドラゴンズの一戦を楽しみにしていたようで、1回裏が終わり、メインビジョンにジャイアンツのタオルを持って前のめりに観戦する5人の伽椰子が映し出されると、客席から一斉にどよめきが。この日巨人は好調な打線を見せていたため、伽椰子たちも徐々に盛り上がりを増していき、6回が始まる頃には5人で乾杯。その異様な光景に周囲の人たちは、恐る恐るカメラを向けたり、一緒に記念撮影をするなど、釘付けになっている様子だった。

伽椰子の怨念の力もあってか、試合は11対5と巨人が快勝。試合後に行われた島田と松原のトークライブでは、まず島田が「霊感があるかどうか手相でわかる」と、2つの手相を紹介。続けて「霊感がない方にも見える心霊写真」と、メインビジョンに異様な写真が映し出され、客席が一斉にざわめく。さらに、「野球選手の間で非常に有名な話」と、とある球場が心霊スポットだという情報も明かした。

事故物件に住んでいる松原は、「家に帰ったらラップ音が4回鳴る」現象を、「パン・パン・パン・パン、お・か・え・りって言ってるのかな」など笑いも交えたトークを展開。しかし、「とある方から幽霊の声を入手した」と、その音声を流し、再び球場内を恐怖のどん底に陥れた。

2人の見事なトークが終了すると、いきなりそこへ伽椰子たちが乱入。島田と松原に襲い掛かり「やばいやばい!」「怖い!!」と会場はパニックに。その後、MCからのアドバイスのおかげで伽椰子たちはサーッと退散。ところが、観客からの大きな拍手に1人の伽椰子が思わず手を振り返し、島田と松原はビックリ。「ちょっと! もう1回出て来て!」と呼び出しをくらってしまった伽椰子が再び登場すると、観客から「伽椰子コール」が沸き起こったため、伽椰子はまたも手を振り、心なしか満足げな様子で去っていった。

舞台「呪怨 THE LIVE」は8月12日(土)から20日(日)まで、東京・こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロにて上演。
読売ジャイアンツは、リーグ優勝・日本一に向け、リーグ後半戦の熱い戦いを繰り広げている。
どちらも、チケットはチケットぴあにて販売中。

取材・文:粟村香織