堀江翔太

『ラグビーワールドカップ(RWC)2023』日本代表登録メンバー30名を発表した翌日、代表選手たちは府中合宿で汗を流した。練習終了後、HO堀江翔太、CTB長田智希、WTBレメキ ロマノ ラヴァがメディア対応を実施、メンバー入りした率直な思いを口にした

堀江「うれしい。どんな時でも、入ってよかったという思いがある。2019年以降(代表入りを)断っていたので、断るというのは選手としてリスクのある行動なので。パフォーマンスを出さないといけないと2019年以降は思ってやってきた。お陰様でいいコンディションのままラグビーができている」
長田「『RWC』はもちろん、日本代表は自分が目指してきた場所だったので。喜びと言うより自分の仕事をやっていかないといけないという思いが強い」
レメキ「ワイダ―グループから最初の代表合宿の3日間だけという形だったが、それからチャンスを得てよかった。ワイダーから入ったので(『RWC』登録メンバーに)入れたらうれしいし、入れなくても精一杯やったのでそれは仕方ないと考えていた」

堀江と長田は現在向き合っている課題、レメキは各ポジションに対する考え方を明かした。
堀江「これが天井ではない。この3週間、イタリア戦に向けて成長させていきたい。身体の使い方。スクラムやタックルでの身体の使い方、基本的に背中の使い方のところを意識してやっている」
長田「チャンスを作れているが、いかにトライにつなげるかが必要。チャンスを作り出しても、チームとしていい結果につながっていないので、いい結果につながるようにしていきたい。自分で取り切る、自分でチャンスを作り出すのも大事だが、ひとりでラグビーをやっているわけではないので」
レメキ「10番の役割を覚えれば全部できる。WTBが一番楽、まっすぐ走って帰って来るだけ。FBは10番とずっと連係して、CTBはオーガナイズする。ジェイミー(・ジョセフ)さんが言ったところをやるだけ。でもFBがやりたい」

4度目の『RWC』出場となる堀江は今大会のチームに太鼓判を押した。
「今年やってきたラグビーを理解しているメンバー。ここから何かいじったり、大きくやり方を変えたとしても対応できるメンバーだと思う。それだけのラグビーの知識、理解度だったり、頭を働かせたりというのをできるメンバーだと思う」

『RWC』前最後の強化試合となるイタリア戦に向けて、堀江はこう意気込みを語った。
「『RWC』に向けての試合。そこで自分たちのラグビー、自信を取り戻すための試合。しっかり試合をしたい」

果たして、日本代表はここで悪い流れを断ち切ることができるのか。『リポビタンDツアー2023』日本代表×イタリア代表は8月26日(土)・イタリア トレヴィーゾにてキックオフ。試合の模様はNHK総合、WOWOWプライムにて生中継。