(写真左より)日本サッカー協会・佐々木則夫女子委員長、池田太監督

9月4日、『国際親善試合』アルゼンチン女子代表戦に臨むなでしこジャパン(日本女子代表)のメンバーが発表された。日本サッカー協会・佐々木則夫女子委員長と池田太監督が記者会見に出席、指揮官は「まず『ワールドカップ』でのご支援、ありがとうございます。『パリ五輪』へ向けて準備をしなければならない。10月に2次予選があり、来年2月には最終予選がある。この短期間でメンバーを選ぶのは大変な作業だった。これから継続していく中でのアルゼンチン戦、パリに向けて準備を進められればと思う」とあいさつした。

なでしこジャパンのメンバーは次の通り。
【GK】1山下杏也加(I神戸)、21平尾知佳(新潟L)、18田中桃子(東京NB)
【FP】4熊谷紗希(ローマ)、8猶本光(浦和)、11田中美南(I神戸)、5三宅史織(I神戸)、2清水梨紗(ウェストハム)、17清家貴子(浦和)、19守屋都弥(I神戸)、14長谷川唯(マンチェスター・シティ)、6杉田妃和(ポートランド・ソーンズ)、16林穂之香(ウェストハム)、3南萌華(ローマ)、10長野風花(リバプール)、20三浦成美(ノースカロライナ・カレッジ)、9植木理子(東京NB)、7宮澤ひなた(無所属)、12高橋はな(浦和)、13遠藤純(エンジェル・シティ)、23石川璃音(浦和)、15藤野あおば(東京NB)

今夏『ワールドカップ』でのベスト8から『パリ五輪』へ積み上げたい点を問われると、池田監督はこのように答えた。
「今いろんな角度からどう進めていくか分析しているところ。『W杯』でやれたこと、やるべきこと。日本の俊敏性を持って攻めるところはチームとしてストロングになった。今後はシステムを含めて戦い方のやれることを増やしていきたい」

アルゼンチン戦で見せたいサッカーはこうである。
「日本で『W杯』後に国際親善試合をできることをうれしく思う。躍動感やゴールへの推進力、観てくれた人に元気を与えられるようなはつらつとして姿を見せたい」

ふたりは『パリ五輪』アジア予選の厳しさを口にした。
佐々木委員長「僕自身『W杯』で準優勝した翌年『リオ五輪』を落とした。それだけアジア予選は緊迫感がある、しっかり準備しないといけない。我々スタッフともしっかり気を引き締めて『パリ五輪』予選に臨まないといけない」
池田監督「『五輪』はアジアから2枠なので、本当に厳しい戦いになる予想している。2次予選前に行われる強化試合はこのアルゼンチン戦だけ。『W杯』を終えて期間が短い中、チームを一度壊して作り直すより『W杯』でできたこととできなかったことを整理して10月の2次予選に臨むということを考えていた。メンバーも『W杯』を戦ったメンバーが多くなり、継続性を持って2次予選を戦っていきたい」

『国際親善試合』なでしこジャパン×アルゼンチン女子代表は9月23日(土・祝)・北九州スタジアムにてキックオフ。チケット発売中。