お金の「そうなんだ!」「本当?」といったいろんなヒントをファイナンシャル・プランナーのヤマサキさんが紹介します。今回は「コンビニATM無料化計画2014年版」。実は2014年にコンビニATMの活用ルールが大きく変わります。今まで無料だった人が気がつくと有料になっているかも!要チェック。
コンビニATM無料のルールが変わる!
以前、「コンビニATMの料金を無料にしよう」というコラムを書いたことがありますが、ときどきリバイバルヒットとなっており、長く読まれているコラムになっています。
まさかコンビニATMで手数料とられてない? 知らなきゃ損する、手数料ゼロ円生活
[https://ure.pia.co.jp/articles/-/10646]
コンビニでお金をおろすたびに、なんとなく210円払っていると(210円というのは「他行ATM利用料+時間外利用料」の標準的料金)、どんな人でもお金は貯まりません。しっかり「コンビニATM無料」の権利をゲットしておくことが大切です。
ところが、2014年から「コンビニATM無料のルールに大きな変化」が起きます。今までOKだった人も、もしかすると有料になってしまうかもしれません。2014年の最新情報をチェックしてみましょう。
2014年、都銀のカードは要注意! ATM有料へ
今回、動きがあったのは、いわゆるメガバンクの2行です。いずれもコンビニATMの無料サービスが縮小されるということになりました。
三菱東京UFJ銀行は2013年12月20日より、コンビニATMについて、平日の日中は無料としていたサービスを105円にします。それ以外の時間外は105円から210円に引き上げられます。
コンビニATMの利用料金を無料にしたい場合、メインバンクプラスのサービスにおいてシルバーステージ(30万円以上の残高をキープするか、給与振込口座(毎月10万円以上)とする)とする必要があります。この場合もセブン銀行、イーネット、ローソンのコンビニATMは毎月3回までしか無料になりません。
みずほ銀行は2014年2月8日より、サービスの見直しが行われます。みずほマイレージクラブに加入し、10万円以上残高があるか、クレジットカードの利用があれば、コンビニATMは利用料金が無料だったのですが、これからは「月4回まで」に無料回数が制限されます。
代わりに、イオン銀行についてはみずほ銀行と同等に利用料無料になります。
三井住友銀行では、給与振込口座であれば利用できるSMBCポイントバックのサービスがありますが、もともとコンビニATMは月4回まで無料でしたので取り扱いは変わらないようです(今のところは)。
今までは気にせず気楽にコンビニATMを利用していた、という人はこれからは要注意です。銀行からダイレクトメールで説明が届いているはずですからよく確認しておきましょう。