ホスト国として初優勝を目論むフランスか、最多4度目の栄冠を睨むニュージーランドか。世界ランキング1位アイルランド、前回大会覇者南アフリカとともにV候補に挙げられるフランスとNZが『ラグビーワールドカップ(RWC)2023』開幕戦で激突する。
定位置だった世界ランク1位はライバルたちに譲り、テストマッチで敗れることも珍しくなくなったとは言え、『RWC』のオールブラックスは別格だ。過去9大会でプール戦ではただの一度も負けてはいない。32戦31勝1分。たったひとつのドローも『RWC2019』でイタリア戦が台風で中止となり、引き分け扱いになっただけである。前回大会でもプールB初戦でその後優勝する南アを23-13と撃破している。
9月6日・試合登録メンバー発表会見の場でフランス代表の指揮官と主将はオールブラックスへのリスペクトを口にした。
ファビアン・ガルティエHC「NZより強いチームはどこか?彼らは『RWC』予選で1戦も負けていない。『RWC』タイトルを3つ保持し、『ラグビーチャンピオンシップ』でも優勝した。金曜日の試合で彼らと対戦できることは大きな喜びと言える」
SHアントワーヌ・デュポン主将「(NZは)さまざまな世代にとって夢のような最も美しいと思われるチーム。フランスで開かれる大会の開幕戦は素晴らしい試合になる条件が整ったと言える。いい結果を得るため、準備したものをすべて出せるかは私たち次第」
【フランス代表】
1レダ・ワルディ、2ジュリアン・マルシャン、3ウイニ・アトニオ、4カメロン・ウォキ、5チボー・フラマン、6フランソワ・クロス、7シャルル・オリボン、8グレゴリ・アルドリド、9アントワーヌ・デュポン、10マチュー・ジャリベール、11ギャバン・ビリエール、12ヨラム・モエファナ、13ガエル・フィクー、14ダミアン・プノー、15トマ・ラモス、16ペアト・マウバカ、17ジャンバティスト・グロ、18ドリアン・アルデゲリ、19ロマン・タオフィフェヌア、20ポール・ブデアン、21マキシム・ルク、22アルトゥール・バンサン、23メルビン・ジャミネ
【ニュージーランド代表】
1イーサン・デグルート、2コディー・テイラー、3ネポ・ラウララ、4サム・ホワイトロック、5スコット・バレット、6ダルトン・パパリイ、7サム・ケイン、8アーディ・サベア、9アーロン・スミス、10リッチー・モウンガ、11マーク・テレア、12アントン・リエナートブラウン、13リコ・イオアネ、14ウィル・ジョーダン、15ボーデン・バレット、16サミソニ・タウケイアホ、17オファ・トゥウンガファシ、18フレッチャー・ニューウェル、19トゥポウ・バアイ、20ルーク・ジェーコブソン、21フィンレー・クリスティー、22デビッド・ハビリ、23レスター・ファインガアヌク
『RWC2023』フランス代表×ニュージーランド代表は9月8日(金)・サンドニにてキックオフ。試合の模様はNHK総合、NHK BS4Kにて生中継。