10月4日、国内での国際親善試合2連戦に臨むSAMURAI BLUE(日本代表)のメンバーが発表された。記者会見に出席した森保一監督はこのように意気込みを語った。
「カナダ、チュニジアという『W杯』出場経験のある力のある国と対戦できる。まずは勝って喜んでもらえるように試合に臨みたい。また我々は目の前の試合を大切にしながらも、11月には『W杯』アジア予選が始まり、年明けには『アジアカップ』という戦いが待っている。個々がレベルアップできるよう、個々の連係連動、チーム戦術の幅を広げ、より浸透していくように10月の2試合でベストを尽くしたい」
森保監督は9月の欧州遠征のメンバーをベースに選出した。
「総合的なことを考え、今回の活動にベストと思えるメンバーを選んだ。9月の活動をベースに考えて、諸事情で代えるべき選手を代えた。チームとしてベースの部分を忘れずに変えるべきところ、チャレンジすべきところを考えて、メンバー選考した」
攻撃陣で南野拓実が復帰し、鎌田大地、堂安律が外れた点を指摘されると、指揮官はこう答えた。
「南野は直近のゲームは出ていないが、調子がよくチームに貢献している点を確認させてもらった中で今回の招集になった。鎌田、堂安についてはメディカル、チーム間で確認を取った中でコンディション不良で招集を見送っている」
さらに南野の起用法を問われると。
「4-2-3-1のトップ下がベースと思っている。トップもウイングもできる。『カタールW杯』ではウイングで内側に潜り込んでもらうプレーもした。4-1-4-1の時はインサイドハーフかなと思っているが、ほかのポジションもできるので、チームの戦術に合わせて考えていきたい」
日本代表のメンバーは以下の通り。
【GK】前川黛也(神戸)、大迫敬介(広島)、鈴木彩艶(シントトロイデン)
【DF】谷口彰悟(アルラヤン)、板倉滉(ボルシア)、中山雄太(ハダースフィールド)、町田浩樹(サンジロワーズ)、毎熊晟矢(C大阪)、冨安健洋(アーセナル)、伊藤洋輝(シュツットガルト)、橋岡大樹(シントトロイデン)、菅原由勢(AZ)
【MF/FW】遠藤航(リバプール)、伊東純也(スタッド・ランス)、浅野拓磨(ボーフム)、南野拓実(モナコ)、古橋亨梧(セルティック)、守田英正(スポルティング)、三笘薫(ブライトン)、前田大然(セルティック)、旗手怜央(セルティック)、伊藤敦樹(浦和)、上田綺世(フェイエノールト)、田中碧(デュッセルドルフ)、中村敬斗(LASK)、久保建英(ソシエダ)
『MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2023』カナダ代表戦は10月14日(金)・デンカビッグスワンスタジアム、『キリンチャレンジカップ2023』チュニジア代表戦は17日(火)・ノエビアスタジアム神戸にてキックオフ。チケットは2試合とも予定枚数終了。カナダ戦はテレビ朝日系列、チュニジア戦はフジテレビ系列にて生中継。