『2023 JERA クライマックスシリーズ セ』開幕前日の10月13日、『共同記者会見』が行われた。18年ぶり6度目となるリーグ制覇を達成した阪神タイガースから岡田彰布監督と近本光司、2位広島東洋カープから新井貴浩監督と大瀬良大地、3位横浜DeNAベイスターズから三浦大輔監督と今永昇太が出席、次のように意気込みを語った。
三浦監督「我々はレギュラーシーズンで悔しい思いをした。明日から始まる『JERA CS セ』を勝ち抜き、日本一を目指したい」
今永「3位という結果に終わったが、まだ試合ができるチャンスある。『JERA CS セ』を盛り上げられるようがんばりたい」
新井監督「挑戦者の気持ちで強いDeNAに向かっていきたい。岡田監督にもう一度と会えるようがんばりたい」
大瀬良「カープにとって5年ぶりの『JERA CS セ』。ファンの力も借りながら1試合1試合戦って『日本シリーズ』に向かっていきたい」
岡田監督「次のステージ、対戦相手はわからないがいい準備をして『JERA CS セ』を勝ち抜いて、セの代表として次のステージに向かいたい」
近本「チームは18年ぶりリーグ優勝することができ、チーム、ファンと喜びを感じることができた。ファンの力も含めて地域一丸となってがんばっていきたい」
新井監督と三浦監督は予告先発を発表、ファーストステージ突破の鍵を口にした。
三浦監督「東(克樹)。1年間安定感ある投球してくれた。まず彼で初戦に勢い付けたい。(鍵は)先発投手。今永もそうだが、明日の東がどれだけゲームを作ってくれるか」
新井監督「床田(寛樹)は1年間投手陣を引っ張ってくれた。彼に初戦を託したい。(鍵は)今永君、東君から点を取るのはなかなか難しいが、なんとか先制点を取りたい」
他の2チームの印象を問われた指揮官は?
三浦監督「両チームともバランスが取れたチーム。スピード、足、走塁で苦しめられた印象がある」
新井監督「両チームとも強いチームだと感じた。今永君、東君と先発が素晴らしく、主軸に素晴らしい打者が多い。阪神は各自が自分が何をしないといけないかわかっているチーム。素晴らしい投手陣、四番大山(悠輔)君を中心に切れ目ない打線という印象」
岡田監督「ベイスターズは決まった選手に打たれた。うちの投手も苦戦した。対策をしないといけない。カープは左打者が充実している。シーズン中左投手を当てたが苦にしない。隙のない、タイガースに似たチーム。うちの投手もいいが、広島のブルペンは充実した印象がある」
果たして『SMBC 日本シリーズ』に駒を進めるのは阪神か、それとも広島か、はたまたDeNAか。『JERA CS セ』ファーストS・広島×DeNAは10月14日(土)~・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島にてプレーボール。ファイナルS・阪神×ファーストS勝者は10月18日(水)~・阪神甲子園球場にて開催。