相手の大きく開いた目が、自分に向けられた“想い”と錯覚する
さて最後に、光が及ぼす目への効果と、それによって生じる誤解による恋愛効果で締めくくりましょう。
ビビッドな色の光や強い光が興奮作用を持つことは前に記しましたが、実はもうひとつ、目を大きく見開かせる効果もあるのです。
目を大きくさせる効果を持つものは光だけではありません。心理学者のヘスによって、物事に熱中している人や強い関心を持っている人は瞳が大きくなることに気づき、瞳が心の窓になっていることが発表されました。
今日では、目の動きによって相手の心理状態を見抜くことができるとされていますが、相手に自分が関心を持っていることを表すために、じっと相手を見つめるという心理的テクニックがあることはご存知でしょうか? それは、自分を大きく見開いた目で見つめられると、その人に好意を持つようになるという人の習性を利用したものなのですが、まさにその状況がそんな思惑のあるなしにかかわらず展開されてしまうのです。
つまり、お互いを見たとき、お互いが「相手が自分に強い好意を持っていると誤解するのです。もちろん、両想いのカップルもいるでしょうが、友達以上、恋人未満のカップルには恋人に発展する大チャンスになるかも知れません。
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