俵積田晃太(FC東京) (C)J.LEAGUE

残り4試合、25周年記念試合「F.C.TOKYO 25th Anniv. Month」最終第3弾として開催される『明治安田生命J1リーグ』第31節は負けるわけにはいかない。10位に甘んじるFC東京に対して、サンフレッチェ広島は5位。現在地の違いは関係ない。ホーム・味の素スタジアムで、そしてメモリアルゲームで、負けるわけにはいかないのだ。

「F.C.TOKYO 25th Anniv. Month」第1&2戦はエキサイティングなゲームとなった。9月23日・第28節・サガン鳥栖戦は前半2点のビハインドを背負うも、54分左ウイング・アダイウトンのヘッド弾、59分にトップ下・渡邊凌磨の同点弾で試合を振り出しに戻すと、87分、渡邊のシュートのこぼれ球に途中出場の俵積田晃太が詰めて3-2の逆転勝利を飾った。

10月1日・第29節・ガンバ大阪戦では立ち上がりこそ相手にチャンスを作られてヒヤリとしたが、37分流麗なパスワークからボランチ原川力が先制点を決めると、6分後にはアダイウトンとディエゴ・オリヴェイラのホットラインから追加点をマーク。そして78分自陣でボールを確保した俵積田が独力でゴール前まで侵入し、見事にゴールネットを揺らし3-0の快勝劇を締め括った。

だが、前節FC東京は痛い星を落とした。残留争いを強いられる横浜FCを相手にボールを支配しながらも、堅守速攻に苦しめられた。横浜FCは集中力を高く保った粘り強い守備を披露し、FC東京にチャンスらしいチャンスを一度しか作らせなかった。32分に決められたゴールが重く乗りかかり、0-1で3連勝はならなかった。

一方、サンフレッチェ広島も前節はストレスが残るゲームとなった。第29節・名古屋グランパス戦は相手に先制を許すも72分に加藤陸次樹の同点弾、81分に途中出場のドウグラス・ヴィエイラの勝ち越しPK弾、 85分に同じく途中出場のエゼキエウのダメ押し弾というアタッカー陣の活躍でホーム4連勝をマークしたが、第30節・セレッソ大阪戦は相手の倍以上シュートを放ちながら互いにGKの好守もあり、スコアレスドローに終わった。

リーグ戦での通算成績はFC東京が17勝9分15敗とほぼ互角の展開ながら、直近10試合ではFC東京が6勝3分1敗と圧倒する。奇しくも2-1という同じスコアで4連勝中である。

果たして、FC東京が25周年記念試合を3連勝で締めるのか、広島が勝点3を積み重ねて上位を睨むのか。『明治安田J1』第31節・FC東京×広島は10月29日(土)・味スタにてキックオフ。当日は飛田給駅から味スタへ続くスタジアム通りで「第3回青赤ストリート」を実施する。来場者先着1万5000名に「抽選券付FC東京特製ベアマスコットチャーム」をプレゼント。試合後には新クラブエンブレムも発表する。チケットはチケットFC東京(Jリーグチケット)にて発売中。試合の模様はDAZN、TOKYO MXにて生中継。