姉はすでに結婚して県外におり、まだ独身の私に世話をさせる気が満々の母親に『仕事もない地元に戻るつもりはないから』ときっぱり返しましたが、『親の面倒をみるのが子どもの義務なのだから』と大声で喚くので心底うんざりしましたね。

自分がそうやって親の世話をしてきたから私にも言うのだろうけど、従う気はさらさらありません。

姉に連絡したら同じようなことを言われており、姉も地元に戻るつもりはなく、ふたりで生活費を出す程度の援助をしようと決めました。

離婚の際に母は財産分与で父の退職金からまとまったお金を手にしていることも姉から聞き、お金の無心をされたらそこを突くことも話し合いました。

勝手に離婚して自分の世話は娘がするとまた勝手に決めて、『冗談じゃないよね』と姉とは言っています」(女性/27歳/デザイナー)

そもそも家庭の状態が異常であり、愛着を持てないままの我が子に「義務」として自分の面倒を押し付けるのは、どう考えても無理筋と感じます。

「自分がそうしてきたからお前も従うべき」は通らず、たとえ扶養義務があるとしてもそのやり方は子が自分で決められます。

熟年離婚をするのであれば、その後の生活に子どもをあてにすることはできない現実をしっかり見据える必要があるのですね。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line