(写真左より)アーロン・スミス、姫野和樹、ボーデン・バレット (C)トヨタヴェルブリッツ

12月7日、トヨタヴェルブリッツの2023-24シーズン開幕前記者会見が行われた。ベン・へリングHCは次のように意気込みを語った。
「まず今季の開幕をチームみんなで楽しみにしている。チームとして高い期待値を持って、一致団結してシーズンを迎えたい。今週1週間もいい準備ができたので、開幕へ向けてエキサイティングな気持ち」

新加入のニュージーランド代表SHアーロン・スミスとSOボーデン・バレットは日本行きを決めた理由をこのように述べた。
スミス「2019年に日本に10週間ほどいて、また日本に来たいと思っていた。日本の文化、歴史が好きだし、ラグビーでもコーチ陣からいい話も聞いている。来日した大きな理由は(スティーブ・)ハンセン(ディレクターオブラグビー)とのコネクションやハイランダーズでチームメイトだった姫野とのコネクションが大きい」
バレット「理由はアーロンと似ている。ハンセン、スミス、(トム・)ロビンソンという顔なじみがいたのが大きい。前回日本に来た時はコロナ禍で生活が制限されたので、観光も楽しみたい。トヨタVで1年間プレーし、リフレッシュして、またオールブラックスにコミットしたい」

姫野和樹主将はスミス&バレットとの化学反応を楽しみにしていた。
「トヨタのラグビーはフィジカルに強みがあるが、今年アーロンとボーデンというスキルフルで周りの選手を生かせる選手が来たことによって、よりフィジカルが生きると思うし、スピーディでエキサイトするラグビーを見せられると思う」

対戦したい相手を問われたバレットとスミスはこう答えた。
バレット「これまでのチームメイトとの対戦。クボタのデイン・コールズとの対戦を楽しみにしている。もしくは東芝のリッチー・モウンガ、ほかのチームにもオールブラックスがいるので、さまざまなマッチアップが楽しみ」
スミス「コールズとの対戦は非常に楽しみ。ほかにもナニ・ラウマペ、アーディ―・サベア、ブロディ・レタリックらこのリーグを盛り上げる選手がいるし、ファフ・デクラークとの対戦も楽しみ。だが、それ以上に(ピーターステフ・)デュトイ、(シオサイア・)フィフィタというチームメイトと一緒にプレーできることを楽しみにいている」

姫野主将は今季の目標は日本一だとキッパリ。
「もちろん日本で一番になること、優勝すること。毎試合しっかり勝利を掴んでいく、毎試合一人ひとりがベストを尽くすことにフォーカスしたい。『W杯』だけではなく、国内リーグに関心を持ってもらえるように、ラグビーの魅力を常にグラウンドから発信していきたい」

『NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24』開幕戦・トヨタV×ブラックラムズ東京は12月9日(土)・パロマ瑞穂ラグビー場にてキックオフ。姫野は7番、スミスは9番、バレットは10番で先発する。チケットは予定枚数終了。