学生生活をやり直したいと思っている男女は半数近くもいる!?
ほかにも、「もし自分の過去を見直しできるとしたら、何を見直したい?」という問いかけで、「学生生活を見直したい」と答えた男女は42.7%。続いて、「時間の使い方を見直したい」(27.8%)、「就職先を見直したい」(27.7%)という結果が出ています。
この辺りは話題としても挙がりやすく、大人になって分かることだからこそ、つい考えてしまいがちなことなのかも。学生生活であれば、「いろんなことにチャレンジしておけば良かった」「あのとき勇気を出して告白していたら」と、青春をもっと謳歌していれば……と考える人は多いですよね。
また、就職先についても職業別に見ると、その割合は実に3人に1人。もし別の会社を選んでいればまた違った人生があったんじゃないか、と自分で決めた選択肢について振り返る男女がいかに多いかがわかります。
なかでも興味深いのは、「結婚相手を見直したい」と答えた50代男性が20.8%に対して、一方の50代女性は42.4%と、その割合は2倍以上という点。男性よりも女性のほうがパートナーに不満を抱いていることから見ても、結婚についてはひと言では語れない、なかなか感慨深いものがあると言えそうですね。
「親友ってなんだろう?」友人関係を見直したいという男女の意見
もっとイケメンだったら、もっといい会社に就職していたら……。考えれば考えるほど、その可能性と考えは尽きないもの。調査データではこのような結果になりましたが、ほかにも恋愛や結婚、仕事や過去の学生生活以外で、男女それぞれがやり直したいことは一体どんなことがあるのでしょうか。
「学生時代をやり直したいことと被っちゃうんですけど、俺は友達関係を見直したいです。同僚や先輩の話を聞いていると、学生時代から付き合いのある友達が何人もいて羨ましいって思う。知人レベルなら何人かいるけど、親友って呼べる人はいないので、もし学生時代をやり直せるなら、腹を割って話せる友達を作りたい」
そう話すのは、筆者の知人男性Oさん(27歳・製造業)。環境の変化によって付き合う友達や知人も変わるかもしれませんが、学生時代から付き合いのある友達はお互いツーカーで通じるところがあって、思い出話に浸れる妙な安心感がありますよね。
とはいえ学生時代の親しい友人も、実際は歳を重ねるごとに疎遠になってしまったり、かと思えばまた仲良くなったりの繰り返し。学生時代のほうが友達を作りやすいというだけで、社会に出たあとは自分なりの“探す力”が必要になってくるのかもしれません。