舞台「雲のむこう、約束の場所」の初日舞台あいさつ&公開舞台稽古が20日、東京都内で行われ、出演者の辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)、高田翔(ジャニーズJr.)、伊藤萌々香(フェアリーズ)ほかが登場した。
新海誠監督原作の長編アニメーションを舞台化した本作は、若い男女の葛藤や分断された二つの国で暮らす大人の背景を描く。
主人公の藤沢浩紀を演じる辰巳は「僕は今31歳なんですけど、浩紀の人生を生きている中で、日本中どこを探しても、こんなにキュンキュンしている31歳はいないんじゃないかなっていうぐらいに、キュンキュン、キラキラしています。この作品は、実際に原作の映像を映しながらお芝居をさせていただくので、作品の世界観に入り込める作品になりました」と語った。
浩紀のクラスメイト・白川拓也を演じる高田は「最終稽古がすごい熱量で泣きそうになりました。原作ファンの方も、初めて舞台を見られる方も、満足できる作品になっています」と自信をのぞかせた。
ヒロインの沢渡佐由理役の伊藤は、公開初日を迎える心境について「あっという間に今日が来てしまって、そわそわしています。すごく緊張していますが、佐由理として精いっぱい生きていきたいと思います。本番も楽しんで演じていきたいです」と意気込みを語った。
初の恋愛作品に挑戦する辰巳。「役柄を演じた感想は?」と聞かれると、「僕は純愛ものを演じさせていただくのが初めてなので、(相手役の)伊藤さんが本当にアニメの中から出てきた佐由理っていう感じで、(伊藤を見ると)うわって心がキュンと締めつけられる思いです。こんな役を演じさせていただけて、うれしく思っています」と答えた。
辰巳の“座長ぶり”を聞かれた高田が「僕はジャニーズの先輩の座長をいろいろ見てきたんですけど、こんな先輩は初めてです。浩紀に近づくために(辰巳が)すね毛をそっているんですよ」と暴露すると、辰巳は「おまえ、バラすなよ~」と照れながらも、きれいなすねを見せ「新海誠さんの作品に毛はいらないなって思いました。意外と僕って美脚だなって…」と明かして、笑いを誘った。
舞台は、20日から24日に東京国際フォーラム、5月2日にNHK大阪ホールで上演。