ドラマ「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」の制作発表会見が8日、東京都内で行われ、出演者の西島秀俊、芦田愛菜、宮沢氷魚、石田ゆり子ほかが出席した。
本作は、大好きな音楽に対して常にアパッシオナート(情熱的)に向き合うマエストロ(指揮者)・夏目俊平(西島)と、音楽が嫌いな娘の響(芦田)が親子の絆と人生を再生させていくヒューマンドラマ。
作品にちなみ、キャスト陣は特別編成の生のオーケストラが演奏する中、会見の場に登場。演奏を聞いた西島は「生で聞かせていただいて非常に感動しました」、芦田は「すごい迫力でした」と目を輝かせた。
本作で指揮者役を演じる西島は、自身の役柄について「オーケストラと一緒に音楽を作っていく、誰よりも音楽を楽しんでいるキャラクターで、ちょっとポンコツな部分もあります」と紹介。
劇中でバイオリンを初披露する芦田は、「実はこそこそ(練習を)やっていました。バイオリンは難しくて、もう無理って投げ出したくなることもあるんですけれど、響ちゃんの軸としてあるので頑張ってやっています」と苦労を明かした。
撮影時の裏話を聞かれた西島は、「台本上はポンコツの父親としっかり者の娘という話ですけれど、皆さんのイメージと違って意外に芦田さんってポンコツなんです。しょっちゅう物にぶつかったり、コケたりしている」と娘役の芦田の意外な一面を暴露。芦田も「そうですね。否めない…」とこれを認めて、会場の笑いを誘った。
また、本日成人の日を迎えた「新成人」へのメッセージを求められた石田は、「大人になることは責任が生まれるということ。責任がないところに自由はないです。すてきな大人になってください」とメッセージ。
西島は、「本気でやりたいことを言うのは恥ずかしいことで躊躇(ちゅうちょ)してしまうけれど、表に出してみて下さい。そうすればもう一歩次に行けるので、ぜひ秘めた思いを出してほしい」と熱く語った。
来年「新成人」を迎える芦田は、「今年、20歳になるので頑張ります」と西島らのメッセージを受け止めていた。
ドラマは14日よる9時からTBS系で放送スタート(毎週日曜よる9時放送)。