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 西島秀俊が主演する日曜劇場「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」(TBS系)の第2話が、21日に放送された。

 本作は、“ある事件”で家族も音楽も失った父親と、そんな父を拒絶し、音楽を嫌う娘が、地方オーケストラを通して失った情熱を取り戻し、親子の絆と人生を再生させていく様子を描くヒューマンドラマ。(*以下、ネタバレあり)

 仕事でフランスに行ったはずの志帆(石田ゆり子)は日本にいた。そして、古谷(玉山鉄二)はそのことを知っていたが、そこには深い訳があった。

 そんなことを知る由もない俊平(西島)は、晴見フィルの指揮者を引き受けることに。だが、白石市長(淵上泰史)から「ホールは3か月後に閉館し、オーケストラは予定通り残り3か月で廃団だ」と念を押される。

 さらに、市長は晴見フィルが40年以上かけて集めてきた楽譜の撤去を部下に命じる。市長たちの強引なやり方に途方に暮れる古谷と大輝(宮沢氷魚)。しかし、俊平はそんなことは意に介さず、新しい演奏曲を提案し、新メンバーも募集するという。一方、響(芦田愛菜)は上司の滝田(山本圭祐)から、ある指令を受けていた。

 放送終了後、SNS上には、「夏目マエストロ、どんなことも絶対に否定しない。いつの間にか音楽を楽しいと思わせる。人や物事の本質を見抜くのが上手で、それを引き出すのも上手。みんなに、この人と一緒に音楽をやりたいと思わせる。それを無自覚でしているのがまた素晴らしい」「西島さんの指揮ぶりがすごく好き。 富士山の美しい景色とゆったりとしたストーリー、時々ふっと笑ってしまって、日曜日の夜がホッコリする」など、俊平のキャラクターや、それを演じる西島についての好印象のコメントが多く見られた。

 また、オーケストラのメンバーがそろってきたことについて、「今回もワクワクしながら見ました。少しずつ役者がそろってきました。今後ますます面白くなっていく予感があります」といったコメントが見られる中、チェリストとして晴見フィルハーモニーに加入した羽野蓮を演じる佐藤緋美にも注目が集まり、「チェロの人、浅野忠信さんとCHARAさんの息子さんなのね」「素晴らしい存在感の持ち主」「俊平さんとのセッションがよかった」などの声が上がった。