「感涙療法士」ってなぁに?
全米感涙協会(会長=涙活プロデューサー寺井広樹氏)が認定している新しい医療職で、「笑い」や「睡眠」よりもストレス解消に効果的であるという「感動して泣くこと(感涙)」を、医療や福祉、教育の現場に広め、患者さんや生徒の心の健康をサポートする目的で作られたのが「感涙療法士」なのだそう。
この感涙療法士になるには、先にご紹介した有田秀穂先生による「涙の効用とメカニズム」と「なみだ先生」こと感涙療法士の吉田英史先生による「泣き言セラピー」を受講し、認定テストを受けると、感涙療法士の資格を得ることができます。そして、感涙療法士の資格は現在のところ、3段階に区分されています。
「初泣」は感涙療法士について、その理念を理解していること。
「中泣」は感涙療法士の実績が十分にある人
「号泣」は感涙療法士として、優れた実績を持ち、社会への貢献度が高いと認められた人。
誰かの役に立ちたい、ストレス解消やデトックスについて学びたい人など、はじめは「初泣」から始めてみては。まだまだ新しい資格ではありますが、今後、病院や学校、職場などでメンタルヘルスの維持や改善を担う仕事としても、広がっていくかもしれません。
既に感涙療法士として活躍されており、感涙療法士の資格取得の際に涙の授業の講師を務める「なみだ先生」こと、吉田先生にお話を伺ってみました。
吉田先生が「なみだ先生」になったきっかけを教えてください。
涙活プロデューサーの寺井氏の涙活に対する熱い想いに共感したことが直接のきっかけになります。
医療や教育の現場に「涙」を取り入れたいと考えた寺井氏から「元高校教師でスクールカウンセラーの経験もある吉田さんが『なみだ先生』となって、学校や病院をまわって涙活をするのはどうか?」という提案を受けて、涙活の開始当初からスタッフとして関わってきたこともあり、社会的にも意義のあるこの涙活をもっと世に広めたいという想いもあったことから、是非やらせてもらおうと、このなみだ先生の活動を始めることになりました。