西島秀俊が主演する日曜劇場「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」(TBS系)の第10話(最終話)が、17日に放送された。
本作は、“ある事件”で家族も音楽も失った父親と、そんな父を拒絶し、音楽を嫌う娘が、地方オーケストラを通して失った情熱を取り戻し、親子の絆と人生を再生させていく様子を描くヒューマンドラマ。(*以下、ネタバレあり)
音楽を通して5年ぶりに心を通わせた俊平(西島)と響(芦田愛菜)。雪解けした2人の様子に、海(大西利空)も大輝(宮沢氷魚)もホッとする。
一方、晴見フィルは仙台のオケフェスに向けて遠征資金集めに奮闘。そんな中、蓮(佐藤緋美)は古谷(玉山鉄二)と大輝と共にあるところに向かっていた。彼らの予想外の行動に突き動かされた団員たちは、晴見フィルが存続する方法を模索する。
そんな中、俊平は志帆(石田ゆり子)のもとを訪れていた。響と和解したことを報告し、自分の正直な気持ちを伝えるが…。
その矢先、ドイツのシュナイダー先生が倒れたとの連絡が入る。音楽家としてシュナイダー先生からもっと学びたいと思っていた俊平は悩むが、晴見フィルにとっては命運を懸けた最後の公演が控えていた。
放送終了後、SNS上には、最終話についての、「さよならだけど 晴見フィルにとってもマエストロにとっても新しい道に進むため。笑顔がよかった」「最後の最後にタイトル回収。理想の終わり方だった」「毎週、きれいな富士山が見られるのもうれしかったです」といったコメントがあった。
また、団員を演じた俳優たちについての、「役者さんてすごいな。もちろん何か月も練習はしているのだろうけど、ちゃんとみんな演奏者になっているし、オケの音として奏でられていた」「音楽がとても素晴らしい。久しぶりに大好きなクラシック音楽をたくさん聴けて楽しかった。バイオリンやチェロ、トランペットの音色もすごくよかった」といったコメントも。
そして、「新生晴見フィルと俊平さんが再会するスペシャル版お願いします」「いつか2時間SPとかで『おかえりマエストロ』をやってほしい」といった声も上がった。