京本大我が主演し、田辺桃子がヒロインを演じる火ドラ★イレブン「お迎え渋谷くん」が2日火曜23時からカンテレ・フジテレビ系で放送スタートする。本作は、蜜野まこと氏による同名漫画が原作。恋をしたことがない売れっ子の若手俳優・渋谷大海が、年の離れた妹のお迎えがきっかけで保育士・青田愛花に出会い、不器用ながらも恋を育んでいく“うぶキュン”ラブコメディー。
妹に過保護で恋愛経験ゼロのイケメン俳優・渋谷大海を演じる京本と、仕事に一直線で真面目な保育士・青田愛花を演じる田辺に、ドラマの見どころやお互いの印象、自身が好きな胸キュンシーンなどを聞いた。
-京本さんと田辺さんは初共演となりますが、お互いの印象はいかがですか。
京本 田辺さんが出演されている作品を以前から見させていただいていたので、すてきなお芝居をされる方だな、いつかご一緒できたらいいなと思っていました。現場でお話をさせていただいて、僕と田辺さんは同じドラマが好きだったり、カメラという共通の趣味があったりと、いろいろな共通点が見つかったのでうれしいです。
田辺 ステージ上で輝いている京本さんを拝見していたので、作品でご一緒できると聞いたときはワクワクしましたし、どんな作品になるんだろうという想像がいい意味でできなかったので、より一層楽しみになりました。
-ご自身が演じる役柄の魅力と、ご自身との共通点があれば教えてください。
京本 渋谷大海は仕事にストイックで、すごく才能がある一面がありながら、プライベートはうぶで天然なところがあるキャラクターです。ファッションに疎くて、普段はジャージに雪駄をはいているのですが、そういうところは普段の僕と大差がないので共通するものを感じます。僕も抜けていると指摘されることが多くありますし、女性へのアプローチが変な感じになってしまうところも近いのかなと思います。
-渋谷くんは恋愛において一筋縄ではいかない部分がありますが、そこも共通するものを感じますか。
京本 僕も小中学生の頃は連絡先をゲットしたら脈ありだと思ってしまっていたので(笑)、そういう普通じゃないところやステップをきちんと踏めないところは、渋谷くんとリンクしています。恋愛の部分は演技ではなく素でできそうです(笑)。
-田辺さんはいかがですか。
田辺 愛花先生は恥ずかしがり屋ですが、最後はきちんと相手に気持ちをぶつける人なので、そういう芯の強さや最後まで向き合うところは彼女が持っている素晴らしさなのかなと思います。私と愛花先生の共通点は、家では喜怒哀楽がはっきりしているところと、実はポンコツなところが似ていると思います。私は仕事上しっかりしているように思われますが、テレビ局にいるときも通路が覚えられなくてキョロキョロしてしまってマネジャーに呼び止められたりしますし、ポンコツな部分に共通点を感じます(笑)。
-原作漫画を読んで胸キュンしたポイントや、撮影が楽しみな胸キュンシーンがあれば教えてください。
京本 渋谷くんが愛花先生を急に持ち上げるシーンがあるのですが、そこはキュンの要素になっていて皆さんにときめいていただけると思うので、いかにさらっとやるかを練習しました。原作に忠実に再現できることはなるべく可能にしていきたいという思いがあるので、少し恥ずかしいなと思うところも、そういう気持ちを一切捨てて演じたいです。この作品で僕も渋谷くんと一緒にキュンを学んでいって、いつかSixTONESのライブでもファンサービスで投げチューとかができるようになるといいなと思います(笑)。
田辺 原作を読んでいると急展開な部分が多いので、それをドラマ版でどう表現していくかというのは、私たちに課せられた挑戦だなと感じています。渋谷くんがポーカーフェイスだけれど、さらっと愛花を助けたり、言葉は少し強いけれども、ストーリーを追っていくと、こういう気持ちがあったから強く言ったんだなというのが分かってくるので、そんなささいな心配りが感じられるシーンがすてきだなと思いました。
-今回、京本さんは普段のお仕事と近しい俳優役で、田辺さんは初挑戦となる保育士役を演じますが、ご自身の役柄の職業について感じていることや演技プランを教えてください。
京本 僕は俳優ではなくてアイドルとして挑戦させてもらっているので、そこの違いはありますが、お芝居の現場は何度か経験しているので、今までの経験を生かせたらいいなと思います。渋谷くんが仕事中のときは二枚目なせりふを言うシーンがたくさんあるのですが、僕自身は二枚目なせりふを言った経験があまりないので、初々しさを出さないように、しっかり渋谷くんのオンとオフのギャップを出すことが課題だなと思っています。
田辺 保育士というと、ニュースで保育園や保育士が不足しているというのを見たりしますし、1人の先生が受け持つ仕事の量が想像以上にハードなんだろうなというのは原作を通じて多く感じました。今回はラブコメ作品ではありますが、キラキラかわいい先生というだけではなくて、保育士さんの大変な部分や日々の疲れなど、現実問題とリンクさせて演じられたらいいなと思います。
-本作は子どもたちが登場する作品になりますが、京本さんは座長として、どんな現場にしていきたいですか。
京本 一緒に撮影している子役の子たちはとてもかわいいので、空き時間に話をして心を開いてもらえたらいいなと思います。子どもがいる現場は和気あいあいとして楽しいですが、スタッフさんが大変なことも増えると思うので、“締めるところは締める”みたいなことができればいいなと思いますが、僕も一緒になって遊んでしまうタイプなので、そこが心配です(笑)。でも、子どもたちも喜んでもらえる差し入れを考えているので、みんなが退屈したり、疲れてきたときにケアできたらいいなと思います。
-最後に視聴者の方にメッセージをお願いします。
京本 僕は原作漫画を読んで、すごくファンになってしまったのですが、恋愛や人間関係の繊細な部分が丁寧に描かれていますし、クスッと笑えるところや2人の鈍感な掛け合いも見どころになっています。恋愛作品ですが、ラフな気持ちで見ていただいて、皆さんの毎週の楽しみや癒やしになってもらえたらなと思います。
田辺 私が原作を読んで心が浄化された気持ちを、そのままドラマ版で見ている方にお届けできたらいいなと思っています。コミカルな部分もありつつ、人と人との心が触れ合う瞬間のハートフルな部分も楽しんでいただきたいです。
ドラマは、4月2日23時~カンテレ・フジテレビ系で放送スタート(毎週火曜23時~23時30分放送)。