「妻は結婚する前から実家に依存気味で、ご両親も甘く『一人娘だから仕方ない』と思いながら結婚しました。

自分の家庭を持てば実家からも離れるだろうと思っていたのですが、入籍してからも週に一度は『お母さんのご飯が食べたい』と実家に行っていて、一緒に呼んでもらえてありがたいと思う反面、もう少し僕との時間にも集中してほしいなと思うときが多かったです。

一年経って妻は妊娠がわかり、つわりがひどかったため出産までほとんど実家で過ごしましたが、結局息子を産んだあとも『しんどい』『ひとりだと寝る時間がない』と実家に入り浸りで。

出産や新生児の育児の大変さは見ていてわかるので、『僕もするから』と言うけれど『実家があるから』と断られることに、違和感がありましたね。

同僚たちからは『実家依存か』『でも自分の時間があっていいじゃん』など言われていましたが、僕だって自分の子どもとゆっくり過ごしたいし、妻にも僕のそばにいてほしかったです」