クレカの審査はあなたの「信用力」を見ている
クレジットカード会社はカードが何枚も発行されれば、利用者と利用額が増えて商売が儲かります(買い物した額の一定割合がカード会社の手数料になるほか、金利等の手数料が収入となる)。
しかし、利用をしたがお金を払ってくれない人にカードを与えてしまうと儲かるどころか損をしてしまいます。そこで、「審査」があるわけです。
あなたがクレカを利用して、ちゃんとお金を払ってくれるかカード会社はどこをチェックするのでしょうか。例えば
「定期収入がある(会社に勤めている)」かどうか、
「年収がどれくらいか」
「すでに借金を抱えていないか」
「過去に何度も支払い遅れが起きていないか」
などによって決まります。これらの情報は、本人の申告(申込書類に書く)と信用情報会社にあるデータベースなどからカード会社が総合的に判断し、カードの発行の可否が決まります。
新社会人の場合、信用力はまだまだですが、すでに借金がない限り、将来の伸びしろも考慮してカードを発行してくれることが多いと思います。
逆にいえば、カードを作る絶好のチャンスは新社会人の時期ともいえるわけです。
最初のクレカはどう選ぶか
最初のクレカについては以下のキーポイントで考えてみてください。
1)メインバンクから引き落としが可能であること……クレジットカードは支払い口座を必ず指定します。給与振込口座と同じにしておけば支払いミスが避けられ、ブラックリスト入りせずにすみます。
『甘く見るとブラックリスト! クレジットカードの“引き落としミス”を防ぐ簡単な方法』[ https://ure.pia.co.jp/articles/-/20910 ]
2)ポイントが貯まる要素がある……ポイントを貯めるために割高な買い物をするのは論外です。また分割払いで利息を払うとポイント以上に金利が発生します。しかし、ポイントが貯められるならぜひ貯めておきたいものです。たいていのカードは利用に応じてポイントがつきますので条件を確認しましょう。
3)キャッシングやリボ払いばかり強調するところは避ける……クレジットカードの利用は原則一回払いです。それ以外は便利以上に金利負担が重くのしかかってきます。
また、キャッシングやリボ払いも油断すると永遠に返済になる恐れがあります。そもそも利用すべきではないし、カード会社ばかりが儲かる機能です。
『「いつまでも返済が終わらない!」惨事になる前に。FPが教えるクレジットカード・リボ払いの落とし穴』[ https://ure.pia.co.jp/articles/-/10394 ]
一般にカード会社は「○○と○○」のような形で複数のロゴが入ります。UCとVISAとか、セゾンとDCとか、ViewとJCBというような感じです。前者の会社とカードの手続きをすると後者のどのカード会社とつきあうかも意識してみるといいでしょう。同じところで何枚も作るのではなく、異なるところとつきあうことも考えてみてください。