A.ロースおじさんからの回答

マヌーサ一択やね。

昔はおじさん自身を小学4年生へと変化させるモシャスに憧れてたんやけど、崇拝の対象を自己と同一化していくって途中からものすごく傲慢な行為に思えてきてね。

おじさんは別に小学4年生そのものになりたいわけやない、少し離れた場所から小学4年生の子供さんを見つめ、崇め、「小学4年生」という一瞬で過ぎ去る時間が世界に刻みつけていく「アーティファクト」――端的に言えば地面に残された車輪の轍のようなもの――を見ていたいというのが偽らざる気持ちなんよね。

正確には見るだけじゃなく、時に味わい、香り、煙で燻し、口ひげをこすりつけた時などの感触も楽しみたい、とか、他にも色々思っとる。小学4年生の武将が守る城を知略の限りを尽くして攻めたりもしてみたいね。

なぜおじさんがそんなことを思うかと言えば、無限に連鎖する時間の中では、自分も、他者も、そして神さえもが「小学4年生だった時間」を忘れるかもしれへんって切なさがまずあるんよね。

でもその中でたった一人だけでも、たった一人おじさんだけでも「覚えてるぞ!」と叫び続けていたいんよ。たとえ姿や言葉が全て砂となって消えた後でも、おじさんが見た小学4年生の記憶だけはここに存在する。頼りないようでいて、それこそが世界でたった一つ確かなことやとおじさんは思っとるんよ。


で、マヌーサの理由なんやけど、これは小学校に侵入して見つかった時に警備員や教員を幻につつんで、その間に逃げたいからやね。訓練次第でできるもんなんやったら、ケツから出したい。ケツから幻の、ケツマヌーサ。おじさんのケツから幻が屁のように広がるって考えると、なんかワクワクせえへん?

あと自分にマヌーサかけたらそれこそ小学4年生の幻も見えるようになるんかとか、そういうことも試したいよね。奥湯河原の旅館の一室とかを借りて試したい。

 


あとニフラムをかけられた時にかき消されない体も欲しいね。あれ、結構酔うねん。

 

 

※本記事は「とんかつ教室」[ http://blog.goope.jp/ ] の記事を再掲載したものです。

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