私の声じゃないとできない歌、私の人格じゃないとできない表現があると思う
──『ユナイト』は黒雪姫(『アクセル・ワールド』)、『ポラリス』収録曲は鳴護アリサ(『とある魔術の禁書目録 -エンデュミオンの奇蹟-』)と、三澤さんの歌は役柄を演じることと地続きな印象を受けます。
三澤 自分の中でも声というものをすごく大事にしていて、声のお芝居での役柄も、歌も、全て自分の声からできているものだと思っていて。私の声じゃないとできない歌、私の人格じゃないとできない表現が、声優としても歌手としてもそれぞれの人にあると思うんです。
声と表現を介してそこ(役柄と歌)をつなげられたらという想いは、『ユナイト』でも『リンクス』でも『ポラリス』でもあります。
今まで携わらせて頂いた曲は、役でもあり歌手でもあるということがすごくリンクしていて、自分がソロで歌っている時にアニメのことを思い出してもらったり、アニメを見ている時に歌っている私を思い出してもらえたら嬉しいなって思っています。
──「歌う自分」「演じる自分」とかのスイッチみたいなものはあるんですか?
三澤 全部自分とつながっているのはつながってるんです。どの自分も大切にしていることは同じで、正直でいることと誠実でいること。感謝の気持ちを忘れないことは大事にしています。
そこから出てくるものや発声法、テンションとかの違いで歌の三澤さんだなとかはあるんですけど。芝居も歌も、伝わってほしい、楽しい気持ちが伝わってほしい、そして皆さんの生活に潤いを、って気持ちは一緒です(笑)!
──2012年8月に『ユナイト』、2013年8月に『リンクス』が発表されているので、そろそろファンも新しいシングルを楽しみに待っている頃だと思います。
三澤 次のシングルは決まっているんですけど、まだ詳しいことは何も知らないので、今はどんな曲が来ても万全に応えられるように体調を整えていたいと思います(笑)。
──今まで発売されたCDは全てカタカナ4文字なんですが、これは意識的なんですか?
三澤 偶然もあるんですが、こだわってはいます(笑)。もちろん作品との組み合わせとか色々あるんですが、次の曲にぴったり来る言葉が4文字だったら、それにしたいなと思います。でもなんで4文字なんでしょうね? 私の名前も5文字だし。だから理由も縛りも別にないんですが、なんだか面白いので!
──最後にファンのメッセージをお願いします。
三澤 またアニサマに出させて頂くのは本当に嬉しく光栄なことだと思っています。どんな準備をしてどんなステージになるのか、作戦会議はこれからなんですけど、皆さんをいい意味で驚かせて、自分の自信につながっていくような素敵なステージにしたいです。
たくさんのアーティストさんたちから学びながら、素敵な3日間の一部になれたらと思います。三澤紗千香、これからも全力で走っていきますのでよろしくお願いします!