いよいよ女装の準備に入る。まずはブラとパンティーをつけてガウンを着る、という説明から聞いた。
そして耳を疑った。ブラとパンティー。ブラジャーとおパンティーをつける。こんがらがった頭に、笑っている妖怪山岸からのシャウトが突き刺す。
「ブラとパンティー買ってきましたぁー!!!」。
もう逃げられない。ヒトは、諦めるとどこか爽やかな気持ちになる。人生で初めてである、女性用の下着を着用するのは。しかもだ、妖怪が買ってきたやつを。
諦めたのだから爽やかな気持ちで・・・
お着替え完了。ヒゲを剃る。
繰り返しますが、ガウンの中はブラジャーとおパンティーをつけています。
下着をつけるというのが、キレイな女の子になる女装のまず大事なプロセスだそうです。
メイクルームに移動し、ぼちぼち女装開始です。
圧倒的女装術
女装した36歳独身の写真が披露される前にひとつ、食事中の方やお産前の方は、充分な注意をしてご覧ください。
まずは眉毛からキレイにカット。
メイク担当のれいなさんは、メイク術をすべて独学で学んだという。とてもなめらかな手つきで眉毛を仕上げてくれた。
メイク開始。いろいろと塗る。徐々にメイクされるのが気持ちよくなってくる。れいなさんの手つきがなめらかなのもあり、かなり穏やかな気持ちになってくる。
なめらかな手つきでメイクは進む。化粧がのりやすい肌だとか言われるとうれしくなってくる自分がいる。あっという間にここまできた。
はじめての気持ちが心を通り過ぎる。恥ずかしさはとれないが、わくわくしてきている。つづいて雅さんにバトンタッチして、二重まぶたにするためのアイプチと、つけまつげが施される。