武蔵小山駅から徒歩5分ほどの場所に位置する「揚げたて天ぷら定食 まきの」は、「讃岐うどん専門店 丸亀製麺」で知られるトリドールホールディングスが運営する天ぷら専門店です。
同店ではカウンターの目の前で調理し、食べる人のタイミングに合わせて揚げたてを提供する「都度出し」スタイルが話題を呼び、現在国内に12店舗、海外にも店舗を展開しています。
そんな人気の「揚げたて天ぷら定食 まきの」をレポートします。
日本初といわれている大型アーケード街「パルム商店街」にある天ぷら専門店
武蔵小山駅から中原街道まで全長約800mの、東京で最も長いアーケード商店街といわれている「パルム商店街」は、 約250もの店舗が軒を連ね、“アーケード街発祥の地”ともいわれています。
今回紹介する「揚げたて天ぷら定食 まきの」は、大阪や兵庫など関西に店舗が多いものの、現在東京には1店舗しかないそう。
それもあってか、開店前からお客さんが外で並ぶほどの人気ぶりです。
席に着いたらさっそくメニューをチェック。
グランドメニューの他にも、季節の天ぷら定食や単品メニューもバラエティー豊か。それにウワサで聞いていたとおり安い!!
今回は同店の定番である「まきの天ぷら定食」と、このお店ならではの人気メニューを味わってみたいと思います。
日本酒マイスターのおすすめ!天ぷらにぴったりな日本酒を選んでくれる
「まきの天ぷら定食・玉子天つき」(1,375円)は、海老天、イカ天、キス天、舞茸天、とり天、さつまいも天、玉子天の7品。
定食なので、天ぷらとともにごはんとお味噌汁が出てくるのですが、今回天ぷらを揚げてくれる同店のマネージャー小野裕史さんは、なんと“日本酒マイスター”。
その季節と食材に合わせて厳選した日本酒が楽しめるそうなので、小野さんおすすめのお酒でペアリングを楽しんでみることに。
この季節におすすめの日本酒は、新潟県佐渡島の天領盃酒造の「雅楽代〜日和〜」(760円)。
軽やかさを追求したお酒は、香り控えめで料理の邪魔をしない淡麗甘口。
好きなだけ自由に食べられる「イカの塩辛」と「ゆず大根」。天ぷらが揚がるまでこれをつまみに、お酒を味わいます。
イカの塩辛は北海道で造られた同店オリジナル。そして、ゆず大根はお店で毎日作っている自家製。
これがまた美味しくてあとを引きます。
同店では、定食を頼んでもごはんとお味噌汁をあと回しにして、天ぷらでお酒を楽しむことができます。
えっ、それって普通に高級な天ぷら屋さんと一緒じゃん!?と、驚いてしまった。
いやいやいや。今日は取材用に特別にそうしてくれたのかも??
にわかに信じがたかったので、念の為に確認しましたが、お酒と一緒に天ぷらだけを味わってもOK!
むしろ歓迎してくれるそうですよ。
小野さんにお酒のことを聞いたり、旬の食材のことを聞いたり会話も楽しめます。
ババババッと全部出されてしまい、揚げたてで食べられないのであれば普通の食堂の天ぷら定食と変わりませんが、食べているペースを見計らって揚げてくれるなんて……。
もう一度言いますが、「高級な天ぷら屋さんと一緒じゃん!!」