テレ東系で好評放送中のドラマプレミア23「夫の家庭を壊すまで」で主演を務める松本まりかが取材に応じ、役作りや作品への熱意を語った。
本作は、赤石真菜氏による同名の電子漫画が原作。学生からの純愛を貫き結婚、子どもにも恵まれ幸せな家族を築いていると思っていた主人公・如月みのり(松本)が、夫・如月勇大(竹財輝之助)が15年にもわたり不倫していた衝撃の事実を知り、夫と不倫女への復讐を決意するリベンジエンターテインメント。
夫への復讐心に燃える松本が「怖過ぎる」と話題になっている本作。松本は「前クールに出演していた『ミス・ターゲット』で、すごくピュアな役を演じていたので、今回の作品でピュアなみのりを演じるのは、そういう意味では入りやすかったかもしれないです。このピュアなみのりが夫の不倫という事実を知ったときに、どのくらい自分の中に黒い感情が生まれるのかというのは、もう身を任せようと思っています。頭も心も体も使って、みのりの心情を緻密に丁寧に演じたいと思います」と役柄を演じている心境を語った。
また、「このネガティブな感情に耐えられるかなという気持ちはありますが、実際に今同じようなことで悩んでいる方や、黒い感情が生まれて、それをどうしていいか分からないと苦しんでいる方はたくさんいると思うので、その痛みを自分が演じて感じることで少しでも知ることができるのなら、それは意味があるかなと思っていて…。役に誠実に向き合って、3カ月間、みのりの人生を生きて、同じような悩みを抱えている方たちの希望になるドラマになったらいいなと思っています」と作品への熱意を語った。
全身全霊で、みのり役を熱演している松本。「家に帰ってお酒を飲む瞬間など、ひと休みして自分自身に戻れる時間はある?」と質問すると、「すごく現実逃避したい気持ちはありますが、(撮影で)不倫現場を見てしまって、モヤモヤしたまま家に帰って、全くお腹が空いていないのに、さくらんぼとブルーベリーをたくさん食べてしまったり(笑)。モヤモヤが止まらなくて、誰かに話したいと思ったときにはもう夜中だったり…。でも、こういう気持ちと闘っていくのが、みのりと共にこの夏を過ごすことなんだと思って向き合っています」と回答し、ストイックな姿を見せた。
ドラマは、毎週月曜よる11時6分~テレ東系で放送中。
(取材・文・写真/小宮山あきの)