ユーザーから投稿された「キニナル」情報を検証すべく「はまれぽ」が体を張って調査!
今回のテーマは…
<横浜のココがキニナル!>
川崎の人気店「のらくろ」のチャレンジメニュー“激辛ジャンボマーボー麺”。これまでに完食できたのはたった1人という、このチャレンジメニューの味と量はどれくらいなの?(よしさんのキニナル)
ひと味違うチャレンジメニューに挑戦
にぎやかなゴールデンウイークが過ぎ、連休明けも慌しい編集部。4月にはまれぽ編集部にやってきた新人は、そろそろ仕事に慣れただろうか。歓迎と激励の意味を込め、「はまれぽで、どれくらい活躍してくれるのか・・・」腕試しをすることに!
「有名店のチャレンジメニューに挑み、賞金を獲得できたら、ぱぁ~っと歓迎会をやりますか」と鬼編集部の洗礼を受けることになった宮城。さて、どうなることやら。
この儀式の舞台となるのは、チャレンジメニューで有名な中華料理店の「のらくろ(飲楽食朗)」さん。
川崎市川崎区の桜本商店街にあり、マスターの内田さんが1人で切り盛りする規模だが、驚きの経歴が並ぶ、あなどれない店だった。
バス亭「桜本」近くの桜本商店街の中、赤い看板の文字とひさしが目印だ。
「いらっしゃーい。うちのマーボーは美味しいからね。今日はがんばって食べてくださいね」と朗らかな笑顔で迎えてくれた内田さん。過去には、全国展開している中華料理店で商品部長をつとめ、各店舗の調理場の総まとめだけに留まらず、調理人への指導や商品開発を行ってきた。
料理の勉強のために、世界の料理を食べ歩き、米国コーネル大学への短期留学も経験し、舌も腕も磨いてきたという。現場で調理をしていたころは、天皇陛下の宴会の儀や歴代の総理大臣への接待などにも携わっていたほど。
「宮内庁での宴会も担当し、メニューを考案していましたね。歴代の総理に味わっていただいたと思います」
約20年前に父親が病に倒れ、母親の介護をするために、惜しまれながらも退職したという。
「この実家で母親の面倒を見ながら仕事ができるように、退職金で家を建て直して開業したんですよ」と内田さん。
この場所は元々実家の1階に当たり、両親が日本そば屋さんを経営していたそうだ。子どものころから手伝いをしているうちに料理に目覚めたという。家族思いの内田さんが営む「のらくろ」は温かい雰囲気に包まれている。
開業したのは2000(平成12)年。中華料理をベースにした料理とお酒が楽しめる「チャイニーズビストロ」をイメージし、メニューは100種類以上。
タコ壷にレタスとタコの唐揚げが入り、甘酢のレモンソースがかかった「タコつぼレモンソース(880円)」や、中国のお祝いのときに出される中国硬貨をモチーフにした「チーズ揚げワンタン(780円)」など、商品開発の経験を生かしたオリジナルメニューが溢れる。
チャレンジメニューがある店の中でも注目されるのは、ただボリュームに圧倒されるだけでなく、味に確かな裏づけがあるからだろう。
「チャレンジメニューは、話題性を出そうと開店して数ヶ月後に始めました。お食事だけでなく、お酒の席や、座敷で宴会なども楽しんでもらいたいという思いもあります。
会社などの宴会で新人さんに食べさせると、盛り上がりますね。ギブアップしても、その後にみんなでシェアして楽しめますよ」
内田さんにカメラを向けながら話を聞いている宮城は、「なんか緊張してきた・・・」と落ち着かない様子。さぁ、実食タイムはもうすぐそこ。