激辛ジャンボマーボー麺、制覇なるか!

通常黄色味がかった麺(右上)と比べると違いがよくわかる

それでは、内田さんに激辛ジャンボマーボー麺を作っていただこう。これは、通常のマーボー麺の5人前にあたり、辛さはなんと10倍になる。

激辛に仕上げる材料を確認しながら、調理を追っていこう。
まずは特製中華麺。唐辛子を練り込んでいるので赤味を帯びている。麺まで激辛なのだ。5玉(生750グラム)のボリュームになる。

 
青唐辛子(上)に加えて、激辛のプリッキーヌも投入
 

まず、豆腐を切っていく。
使う豆腐は4丁。豆腐だけで1.6kgの重量がある。

2つの中華鍋で麺を茹でながら、豆腐と豚挽肉、シイタケなどと辛味調味料を合わせていく。
材料よりも、使う調味料の種類の方が多い。タイのプリッキーヌ、韓国の青唐辛子、四川豆板醤、粉唐辛子、タカの爪、一味唐辛子、自家製ラー油、山椒、胡椒と、アジアの激辛調味料、大集合といった具合だ。

 

スープとマーボーの具材の味を整えていく。色といい、煮立ち具合といい地獄谷のようだ。
直径31cm。高さ14.5cmの巨大丼に移す。

こうしてできた、激辛の麺に激辛のスープが相まって、激辛ジャンボマーボー麺が完成!
なんと(丼の重さを引いた)総重量5.8kg!
 

真っ赤なスープまで飲み干せるのか
 

真っ赤に染まるスープに青唐辛子が浮かぶ・・・。

「これ、辛いに決まっているでしょう!!」と思わず、声を上げる宮城。
もちろん辛いだけでなく、ずしりとした重量が襲いかかる。
 

明らかに、ドン(丼)引きしている宮城

30分以内にすべて食べ切り、スープまで飲み干せば1万円の賞金がいただける。チャレンジに失敗した場合は4500円のお支払いだ。

ちなみに、これまで74人が挑み、成功したのはフードファイターの山本卓也さんのみとのこと。

動揺しているヒマなどない。いざ、宮城のチャレンジスタート!

「いやぁ、もう匂いが辛い」と顔をしかめる宮城をよそに時計は進み出した。
れんげにすくい、まずスープを口にすると「あっつい! い、いたい!」と大騒ぎ。

マーボー麺を引きずり出し、自分を落ち着かせるように、「ふぅふぅ」と吹いて冷まし、口に運ぶ。「あっつい! うん? でも美味い」と勢い良く、すする。

ボリュームと匂いに圧倒され、なぜか半笑い
「うぉー喉を通るときに、辛味が増してきた」
 
額に汗が滲む
口の中も体も熱い
 
汗が噴き出す

「ちょっと、気の利いたコメントを・・・!」と促しても、「あ、熱い、辛い」としか言わない宮城。麺と豆腐を先に片付ける作戦に。

5分経過。「熱いなんてもんじゃない」と曇ったメガネをすぐに外した宮城。続いて上着も脱ぎ、シャツのボタンも外し、どこまで脱ぐ気だ・・・