特定非営利活動法人HIKIDASHIは、これまで法人の所在地である兵庫県を中心に性教育の普及啓発を行っていましたが、今年度から宮城県・島根県でも本格的に活動が開始されましたのでお知らせします。




特定非営利活動法人HIKIDASHIでは、「子ども達の生きる力を引き出す」というコンセプトのもと、様々な教育や機会の提供を行っています。

その中でも活動の中心となっているのが、「包括的性教育の普及啓発」です。これまで法人所属の性教育講師は兵庫県在住の代表大石のみでしたが、昨年度から宮城県、今年度からは島根県でも性教育講師が活動を始めました。島根県では、今年5月から講演活動が始まったほか、7月28日に初めての性教育カフェが開催され、これで当法人での性教育の活動拠点が3ヶ所となりましたのでお知らせいたします。


主な事業は以下のとおりです。

1.講演活動
国際基準に基づいた包括的性教育を実施するための講演活動を実施しています。対象は子ども達だけではなく、保護者、教職員、施設職員等、幅広く講演をお届けしています。

講演活動詳細はこちら。
https://ikiru-hikidashi.org/project-seminar/

令和5年度講演実績:実施回数76回、延べ受講者数約7,500名(アーカイブ視聴者除く)
https://ikiru-hikidashi.org/topics/144/



2.性教育カフェの開催
性について気軽に相談をしたり正しい知識を得られる場所として、「性教育カフェ」を出張型で開催しています。対象を中高生等に限定した「ユースカフェ」と、対象を限定しない「性教育カフェ」を、地域の実情に合わせて様々な場所で開催しています。

令和5年度実績:開催場所:11ヶ所(宮城県・兵庫県) 開催回数:56回

性教育カフェ詳細はこちら。
https://ikiru-hikidashi.org/project-cafe/


◎日本の性教育の現状と「包括的性教育」
日本ではまだまだ性教育に対する抵抗感が根強く、性交・避妊・中絶のことは義務教育の間は取り扱わないなどの様々な歯止め規定があり、若者達が性に対して正しい知識を学べる環境が整っているとは言えません。さらに、若者達の周りにはたくさんの情報が溢れ、若年での予期せぬ妊娠、SNSによる被害、性犯罪等、若者たちの性を取り巻く様々なニュースが連日報道されています。

一方で国際的にはユネスコやWHO等が2009年に作成した「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」をもとに、単に体の知識を与える教育だけではなく、人間関係、人権、文化、価値観、ジェンダーの理解、暴力と安全確保等にも配慮した「包括的性教育」を幼児期からきちんと系統立てて教えていくことが推奨されています。

当法人では、「全ての子ども達に包括的性教育を」を合言葉に、これからも活動を継続していきます。


◎ご寄付のお願い
当法人の活動は現在限られた人員や資金で運営をしております。
ぜひ皆様からのご支援を賜りますようお願い申し上げます。
https://syncable.biz/associate/hikidashi
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