オルタナ、ギター・ポップなどの要素を取り入れたバンドサウンド、ドラマティックなメロディライン、そして、女性の恋愛と人生にまつわる生々しい感情を描き出した歌詞。初の全国流通盤『コンサバティブ』によって確実に話題を集めているアカシックが「uP!!!NEXT VOL.8」に登場! “売れるためにバンドを始めた”、“歌詞は全部ノンフィクション”など、理姫(vo)の独特のキャラクターにもぜひ注目してほしい。
――プロフィールによると前身バンドが2009年に解散して、2011年に同じメンバーでアカシックとしての活動をスタートさせたということですが。
奥脇達也(g) はい。この3人でバンドをやってたんですけど、ある日、この人(理姫/vo)が「解散!」って言い出して。それから2年半、音信不通だったんです。死んでるんじゃないかって思ってたんですけど……。
理姫 ……って言われてたみたいです(笑)。
奥脇 その2年半後くらいに突然「またやろう」って連絡がきたんですけどね。
――何やってたんですか、2年間。
理姫 遊びまくってました。バイトもしてたんですけど、お酒を飲んで、お金を使って。で、22歳になったときに「20代のうちに、やりたいことをやっておきたい」と思って(奥脇に)電話したんです。「曲作ってくんない?」って感じで。
奥脇 僕のほうも当時やってたバンドがちょうど解散したときだったんですよね。
理姫 運がいいんですよ、私。タイミングがいいなと思うことも多いし。
――前身バンドとアカシックでは、音楽性も違うんですか?
奥脇 根底にあるものは同じだと思いますけどね。
黒川絢太(b) 好きなものも変わらないし。ただ、以前よりも丸くなったと思いますね。ポップになったというか。
理姫 大人になったと思うんですよね。前はわざと変なことをやったり、無理してカッコいいことをやろうとしてたところもあったので。
奥脇 ・・・・・・最悪だったんですよ。
黒川 ライブのときにモノを壊すし。
奥脇 自主で作ったCDを物販で売ろうと思ってたんですけど、それを全部ステージから投げたんです、この人。
理姫 全部割れちゃいました(笑)。いまでもたまにあるんですけど、“大騒ぎしたい”って気持ちがフツフツ沸いてくることがあって。誰でもあると思うんですけどね。