高島屋史料館TOKYO 企画展 さらに 装飾をひもとく 日本橋の建築・再発見
会 場: 高島屋史料館TOKYO4階展示室 (東京都中央区日本橋2-4-1 日本橋高島屋S.C.本館)
会 期: 2024年9月14日(土)~2025年2月24日(月・休)
休 館 日: 月・火曜(祝日の場合は開館), 年末年始(12/30日(月)~1/2(木))
開館時間: 午前10時30分~午後7時30分
入 館 料: 無料
主 催:高島屋史料館TOKYO
監 修:五十嵐太郎(東北大学大学院教授)
協 力:菅野裕子(横浜国立大学大学院特別研究教員)
グラフィックデザイン:原田祐馬, 岸木麻理子(UMA /design farm)
展示デザイン:大熊敏佳, 佐々木一憲, 村越怜(analogue)
スランプラリーイラスト:宮沢洋(BUNGA NET)
展示概要
今回の企画展は、「装飾をひもとく~日本橋の建築・再発見」展(監修:五十嵐太郎, 2020年9月~2021年2月開催)の続編として開催するものです。
前回の「装飾をひもとく」展では、それがきっかけとなり、日本橋地域のタウン誌『月刊 日本橋』にて、五十嵐太郎氏による「日本橋の建築装飾」の連載が開始されました。この連載は、すでに4年目に突入し、45回を超える人気コンテンツとなっています。
この度の展示では、この『月刊 日本橋』におけるこれまでの連載を参照しながら、前回対象とした地域(中央通り沿い)を、さらに広げてみたいと思います。例えば、今回は当館から徒歩約10分圏にある、渋沢栄一ゆかりの地で、新紙幣の発行で盛り上がる兜町エリアにも目を向け、山二証券(1936年)やKABUTO ONE(2021年)などの建築をご紹介します。また今回は、取り上げる建築が多岐にわたる点も特徴の一つです。いち早く近代化を遂げた日本橋は、日本銀行本店本館(1896年)や三井本館(1929年)などに代表されるように、古典主義の影響が強い街並みとして知られていますが、今回は、中世風の佇まいをもつ丸石ビルディング(1931年)や、厳格な古典主義とは異なる光世証券兜町ビル(1998年)、さらには、看板建築、ポストモダン、都市のレガシーを引き継いだリノベーション建築、そしてインテリアまで、幅広い建築装飾に注目いたします。加えて、前回、ハンドアウトとして大変好評をいただいた「日本橋建築MAP」も、今回は「日本橋高島屋S.C.装飾スタンプラリー」の要素を入れて、パワーアップする予定です。
本展は、当館の展示会場を出てからが本番です。MAPを片手に、オリジナルの建築群をめぐってください。日本橋の街そのものが、拡張した展示会場として立ち現れることでしょう。
日本橋高島屋S.C.装飾スタンプラリー&日本橋の建築・再発見!マップ
展示会場でしか手に入らない、タブロイド版ハンドアウトを配布します。本展監修の五十嵐太郎さんによる詳細なテキスト解説と、建築ネットマガジン「BUNGA NET」主催の宮沢洋さんによる愛らしい建築でできた、本展特製マップです。
イベント開催のご案内
会期中、トークイベントの開催を予定しています。詳細が決定次第、当館HPにてご案内します。
- 佐藤可士和(SAMURAI, クリエイティブディレクター)×五十嵐太郎(東北大学大学院教授, 本展監修)
- 菅野裕子(横浜国立大学大学院特別研究教員, 本展執筆協力)×五十嵐太郎
- 宮沢洋(BUNGA NET代表兼編集長, 本展スタンプラリーイラスト画)×五十嵐太郎
https://www.takashimaya.co.jp/shiryokan/tokyo/seminar/
1.ハリオグラスビル(HARIO株式会社本社), 設計:川崎貯蓄銀行建築課, 1932年
- 撮影:五十嵐太郎
2. (左)山二証券, 設計:西村好時, 1936年 (右)フィリップ証券, 設計:西村好時, 1935年
撮影:五十嵐太郎
3. 武田グローバル本社のインテリア, 空間クリエイティブディレクション:佐藤可士和, インテリアデ
ザイン総合監修・インテリアデザイン:SAMURAI, 2018年・2023年
撮影/太田拓実
4. 四川担々麺 赤い鯨 人形町店
撮影:五十嵐太郎
5. キャナルタワーの階段, 設計:竹山実建築綜合研究所, 1989年
撮影:五十嵐太郎
6. 光世証券兜町ビル, 設計:永田・北野建築研究所, 1999年
撮影:五十嵐太郎
7. KABUTO ONE 超大型ディスプレイ The HEART, コンテンツデザイン:齋藤精一(アブストラク
トエンジン), ハードウェアデザイン: NOIZ, 総合プロデュース:電通ライブ, 2021年
撮影:五十嵐太郎
<高島屋史料館TOKYO>
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<お問合せ先> 日本橋高島屋:03-3211-4111(代表)
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