メイクのせいで、本当は疲れていないのに「疲れたママ」に見えてしまうのは避けたいところです。けれど20代より30代、30代よりも40代……と年齢を重ねていくにつれて、メイクの仕上がりがその日の雰囲気を左右しやすくなる傾向もあることから「メイクをしているから安心」とは言い切れません。
秋冬は特に老け見えしやすい時期なので、普段のメイクが理由で疲れた雰囲気も醸しやすくなりがち。お出かけ用のメイクではなくても、疲れた印象に見えるメイクは避けていきましょう。
メイクに苦手意識があっても大丈夫!日々の簡単なメイクでも、“疲れ見え”しないポイントを押さえておくと安心です。時短美容家の筆者が、普段のメイクで疲れて見えやすいNG例とOK例を画像付きで解説します。
NG1:自分で想像しているよりも細眉
今はずっと「太眉ブーム」が、続いていますよね。時期によって多少の仕上がりトレンドは異なるものの、眉メイクでは「太め」を意識しておくと、トレンドだけでなく若々しく元気な雰囲気を出すのにも一役買ってくれます。
けれど、太眉に慣れていないママほど自分で想像しているよりも細眉に仕上がっているのは、日常のメイクでよくあるパターンのひとつ!
特に急いでメイクをした朝ほど、しっかり太眉に仕上げる時間がなくて普段よりも細めの仕上がりになっていませんか?
メイクは眉ひとつで全体の雰囲気も大きく変わることから、年齢を重ねた女性ほど細眉は太眉に比べると顔が疲れた印象を醸しやすい点にご用心なのです。
実際に画像で比べてみましょう。
こちらは、自分なりに太く仕上げたつもりでやや細めになっている眉。シャープでクールな印象にはなりますが、やや疲れた雰囲気を醸し出してしまう面は否めず……。
そして下は、さらに太めに仕上げた眉です。
じゃん!いかがでしょうか。
わかりやすいように極端に太めに描きましたが、上の写真のほうが疲れている雰囲気が漂っていませんか?
実は細い眉と比べると太い眉のほうが元気な表情に映りやすいだけでなく、さらに若見え効果もあると言われています。疲れた印象は老けた雰囲気にもつながりやすいので、アラフォー世代以上には特に「太眉」に仕上げるメイクがおすすめです。
NG2:淡い色のアイシャドウを単色塗り
普段のメイクではアイメイクにかける時間も限られてしまうこともあって、簡単にアイシャドウを塗って終わり!というママも少なくないはず。周囲から浮かない「ママメイク」を意識するほど、淡い色のアイシャドウに手が伸びがちでもあります。
しかし淡い色のアイシャドウの単色塗りは立体感が出にくく、悪い意味で「すっぴん?」の誤解も招きやすいため、“疲れたママ感”を醸しやすいのです。
画像で見比べてみましょう!
まずは、淡い色合いでラメが入っているカラーの単色塗りです。ラメがあるので、少しは立体感が出ているけれど、写真で見る以上に実物だと寂しい雰囲気に……。
そこで最低でも2色を使って、グラデーションにしたメイクと比べていきましょう。
じゃん!目が大きく見え、目まわりの表情にも生気が増したような気がしませんか?
40代以上は、塗り方による視覚効果も狙って、目尻がやや上がっているように見せると若見え効果も狙えます。
グラデーションは、目尻が濃くなるように2〜3色を使うのがベター。2色で仕上げるならば、淡い色と締め色の組み合わせがベストです!