若い頃は感じなかった疲労感。もしかしたら体力の低下が原因かもしれません。

年齢を重ねると筋力や肺活量の低下に伴い、体力が急激に低下することがあります。本記事は「最近体力が落ちたと感じる」「体力アップの方法を知りたい」そんな人におすすめの記事です。

体力が低下すると、日常生活にもさまざまなデメリットをもたらす可能性があります。徐々に体力アップを目指せる簡単な方法を、ヨガインストラクターの筆者が解説します。

体力低下の原因

病気が原因で体力が低下してしまうこともありますが、体力低下の主な原因として下記のようなものが挙げられます。

1.加齢

年齢を重ねると筋力が衰え、心肺機能も低下しやすくなります。

また、ほかにも「血管や心臓などの循環機能の変化」「骨密度や骨量の低下」「関節軟骨の減少による関節の変形」などが起こりやすくなり、運動不足→筋力低下の悪循環に陥ってしまう場合があります。

2.生活習慣の乱れ

大人になると、仕事や家事育児で時間に追われてしまい、気がつけば生活習慣が乱れてしまっていることもありますよね。運動不足による筋力の低下や、偏った食生活による栄養不足は、年齢問わず体力低下の原因になります。

体力が低下するとどうなる?

体力は「行動体力(運動をするための体力)」と「防衛体力(健康に生活するための体力)」に分けることができます。

行動体力は、走・跳・投など、積極的に身体活動を実行するための体力です。低下するとキビキビ動けなくなったり、運動を始めてもすぐに疲れてしまったりします。「体力の低下」と聞いて連想しやすい、典型的な不調です。(※1)

一方で、防衛体力は健康的に生活するための体力です。この体力が低下すると、免疫力が低下して病気になりやすくなったり、精神的ストレスに耐えられず自律神経が乱れたりする可能性があります。(※2)