「最近物忘れが急に増えたのって、もしかして認知症?」と心配になっていませんか?

実は、物忘れが増える原因は、老化や病気だけではありません。とくに、30〜40代の女性は、さまざまな要因により、物忘れが増えやすい傾向にあります。

今回は、物忘れの原因や認知症との違い、対策のためのセルフケアをご紹介します。

物忘れと認知症の違い

物忘れと認知症の大きな違いは、忘れた自覚があるかどうかです。

たとえば、アルツハイマー型認知症(アルツハイマー病)の症状のひとつである記憶障害では、「朝食を食べた」「外出した」などの体験したこと自体を忘れてしまい、思い出せません。

以下は、物忘れと認知症のチェックリストです。

物忘れ
・朝食に何を食べたか忘れる(体験の一部を忘れる)
・とっさに人の名前を思い出せない
・忘れたことを覚えている
・新しいことを覚えられる
・日常生活に大きな支障はない

認知症
・朝食を食べたことを忘れる(体験すべてを忘れる)
・その人が知り合いであることを忘れる
・忘れたことの自覚がない
・新しいことを覚えられない
・日常生活に支障がある
・思い込みや妄想が起こることがある

自分がどちらに当てはまっているのか、チェックしてみましょう。自覚症状がない場合もあるので、家族や友人など、周りの人にも聞いてみてくださいね。

物忘れが増える原因は?

物忘れが起こる主な原因は、加齢の影響による脳の機能の低下です。

しかし、30〜40代の女性に物忘れが増える原因は、加齢だけではありません。物忘れには、女性ホルモンの減少やストレスの増加、疲労の蓄積なども関係しています。

女性ホルモンは、脳の記憶を司る器官である「海馬(かいば)」の働きを活性化させるため、女性ホルモンの減少は物忘れを悪化させる可能性があります。

また、30〜40代は、仕事や育児などのストレスや疲労が重なる時期です。ストレスや疲労が負担となり、脳の機能が落ちることも、物忘れの原因のひとつと考えられます。