イライラが増えたり、元気がなくなったり、会話がなくなったり…最近、夫の異変が気になりませんか? もしかすると、それは男性更年期のサインかもしれません。

女性の悩みとして知られている「更年期」は、男性にもあります。しかし、男性の更年期は女性とは異なり、認知度が低いのです。

本記事では、男性更年期の原因や症状、そして夫が更年期を抱えた際の妻の心得について解説していきます。

男性更年期とは?

更年期は女性にだけ起こるものと思われがちですが、男性にもあります。

男性は、40〜60代前半の間に、老化やストレスによってテストステロン(男性ホルモン)の分泌量が徐々に低下していきます。テストステロン不足により、うつ症状、イライラ、疲労感、頭痛、肩こりや動悸など、さまざまな症状が生じます。

しかし、女性の更年期にあるような、のぼせ、めまい、立ちくらみや異常な発汗など身体的な症状で悩まされることは少なく、むしろ精神的な症状があらわれやすい傾向にあります。

男性更年期の認知度は低いため、不調があらわれても更年期とは気付かず放置してしまいがちです。放置しておくと、治療が遅れて悪化してしまうので、日頃からセルフチェックをするなど、体調管理を心がけることが大切です。