江戸東京たてもの園の前身施設である「武蔵野郷土館」が収集し、当園が引き継いだ貴重な資料の中から、武蔵野の考古、産業、民俗を紹介します。
■展示概要
江戸東京たてもの園の前身施設である武蔵野郷土館は、今から70年前の1954年(昭和29)1月14日に開館しました。郷土館では、都内のみならず関東一円に所在する遺跡の発掘調査を行い、出土資料を公開していました。また、武蔵野の民俗に関する資料の収集にも力を入れ、展示・保存・調査研究を行っていました。さらに、「民俗園」と称された屋外展示では、竪穴住居を再現したり、古墳の縮小模型などを展示していたりしたほか、道路の敷設等に伴い保存が困難になった貴重な建築物の移築・保存も行っていました。1991年(平成3)に惜しまれつつ閉館したのち、貴重な資料の一部が当園に引き継がれて今日に至ります。
本展覧会では、郷土館が発行していた印刷物などからそのあゆみをご紹介します。また、収集資料の中から武蔵野の考古と産業そして民俗を取り上げます。それらを通して、在りし日の郷土館に思いを馳せていただければ幸いです。
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■展示構成
プロローグ◆武蔵野郷土館のあゆみ
第1章◆武蔵野の考古
第2章◆武蔵野の産業
第3章◆武蔵野の民俗
エピローグ◆「民俗園」からたてもの園へ
土製耳飾 調布市下布田遺跡出土 縄文時代晩期 国指定重要文化財
海苔下駄
今戸人形
小金井公園開園 武蔵野郷土館開館 記念植樹祭 会場入口 1954年(昭和29)4月
武蔵野郷土館時代の奄美の高倉
■関連企画
・ミュージアムトーク
「特別展『武蔵野の歴史と民俗』みどころ」※手話通訳付き
日時:10/26(土)、11/23(土・祝)ともに14:30~
会場:展示室
・講演会
「武蔵野郷土館の思い出」
日時:11/3(日・祝) 14:00~15:00 ※13:30より受付開始
会場:ビジターセンター内 多目的ホール
定員:70名(先着順)
講師:加藤功氏(武蔵野文化協会専務理事、元武蔵野郷土館調査員)
※参加費無料
■開催概要
【特別展|武蔵野の歴史と民俗~「武蔵野郷土館」がのこしたモノたち~】
会期:2024年(令和6)10月5日(土)~12月15日(日)
会場:江戸東京たてもの園(小金井市桜町3-7-1 都立小金井公園内) 展示室
開園時間:9:30~16:30(入園は閉園30分前まで)
休園日:月曜日 ※月曜日が祝休日の場合はその翌日
主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 江戸東京たてもの園
展覧会サイト:https://www.tatemonoen.jp/special/2024/20241005.php
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